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【ロシア陰謀説に揺れるアメリカ】

米民主党の全国党大会がフィラデルフィアで開かれています。

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(DNC公式HP)

日本時間のけさ、ヒラリー・クリントン氏が史上初の主要政党の女性大統領候補に正式に指名されました。DNC(民主党全国大会)の中堅映像を見ながら、独立 宣言が行われ、自由の鐘があるフィラデルフィア輝かしい瞬間だなぁと思いました、まずは。

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(DNC公式HP)
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しかし、話題の多くは民主党の恥ずかしいメールのやりとりが流出したことのようです(その結果、党大会の直前に民主党全国委員長が辞任する事態に)。

それをロシアの陰謀だと主張しているのがヒラリー・クリトン陣営。それもトランプ氏を勝たせるための陰謀ですって。なんだかスパイ映画みたい!

New York Timesまでもが報道したことで、「それってみんな知っていることよ」的な感じで、どんどん独り歩きしているようです。

その記事とは、 As Democrats Gather, a Russian Subplot Raises Intrigue(民主党の党大会を前にロシアの陰謀説浮上)はざっくりこんな感じです(全文の翻訳ではありません)。

ロシアのプーチン大統領がトランプ氏を勝たせるためにアメリカ政治にちょっかいを出しているのではないか?囁き程度だったロシア陰謀説が、もしや本当か、に変わったのは22日。

DNC=民主党全国委員会がクリントン候補に肩入れをし、サンダース候補の躍進を阻もうとしていたことを示すメールおよそ2万通がDNCのサーバーから盗まれたことで、ロシアの諜報機関が2016年のアメリカ大統領選挙を混乱させているという議論がいっそう活発になった。

民主党の全国大会の前日にDebbie Wasserman Schultz委員長が辞任する事態に発展した。

サーバー攻撃の発信源を特定するのは極めて難しいが、サイバーセキュリティ企業=CrowdStrikeなど複数の専門家がロシアの 2つの諜報機関がDNCのサーバーをハッキングしたと結論づけた。去年、サイバー攻撃を受けたホワイトハウス、国務省、それに統合参謀本部と同じロシアの機関だという。

それに、暴露されたメールのメタデータ(データの属性情報)は、ロシアのコンピューターを経由したことを示唆している。プーチン大統領の命令によるものか、共産党政治局員が大統領を慮ってやったものかは、想像の域を出ない(Whether the thefts were ordered by Mr. Putin, or just carried out by apparatchiks who thought they might please him , is anyone’s guess)。

日曜日の政治トーク番組でクリントン候補の選挙参謀のRobby Mook は、「トランプを勝たせるためにロシアがメールを暴露した」と述べたが、情報源を「専門家」とするにとどめ、詳細を明らかにしなかった。

信じられないようなことが起きた瞬間だった。冷戦のピーク時にだって、相手陣営がアメリカの敵国と裏取引をしているなんて主張する大統領候補陣営はなかった

しかし、この批判はクリントン陣営の重要なテーマとなっていて、トランプ氏が孤立主義者であるだけでなくロシアに対して甘い対応を取る姿を描写している。

トランプ氏自身も大統領になれば「ロシアとは仲良くやる」と言っている。またプーチン大統領がオバマ大統領よりも良いリーダーだと称賛し、逆にプーチン大統領もトランプ氏を褒め称えている。

とは言え、トランプ候補の選挙参謀の Paul Manafort が「ロシアとのつながりなんてない。ばかげた主張だ」と政治トーク番組で反論した。

サイバー攻撃が何の目的で行われ、本当にロシア当局あるいはプーチン大統領の指示で行われたのかを特定するには何か月、あるいは何年もかかるかもしれない。

ただ、仮に国家ぐるみのサーバー攻撃だったとすれば、▼中国政府をバックにしたハッカーによる連邦人事局、▼オバマ大統領が北朝鮮を名指ししたソニーピクチャーズに対するハッキングに並ぶ規模である。ししたソニーピクチャーズに対するハッキングに並ぶ規模である。

それらは、恥ずかしいメールの数々が暴露されたものの、政治的な意味合いはなかった。今回の WikiLeaksによる暴露は、ロシア型の情報戦争を思わせる。ハッカー集団は2つで、Cozy Bear = APT29とFancy Bear = APT28と呼ばれていて、GRU = ロシア連邦軍参謀本部情報総局が運営しているようだ。

諜報のための侵入は決して珍しいことはなく、アメリカだって諜報機関や政党からメールやほかの極秘情報をよく盗み出している。しかし、WikiLeaksの今回の暴露が特徴的なのは、大統領選挙を左右しかねないという観点から、諜報活動で得た情報が"武器として使われている( weaponized)"ことだ。

もう1つは、トランプ陣営の選挙参謀のPaul Manafortがロシア政府が後ろ盾だったウクライナのViktor F. Yanukovych元首相のアドバイザーだったことだ。 

Yanukocychはプーチンの友人で今はロシアで亡命生活を送っているが、ウクライナを追放された 2年前までManafortがアドバイスをしていた

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