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人間はなぜ悩むのか?に関する雑な考察 - wasting time?

人間は常に悩みを抱えて生きている。おそらく多くの人が手放しに幸せであったといえるような期間はそんなに長くはないはずだ。何かしら悩みながらストレスにさらされながら、時にはもう死んでしまいたいと思うこともあるだろう。真面目に生きている人間であればあるほどにそうであるはずだ。

それでも、我々現代人の生活はストレスを発散する機会に非常に恵まれている。携帯電話やメールを通していつでも誰とでも連絡を取れる。フェイスブックもそうだ。また、ブログなどを通して現実世界とはなれた世界で友人を作ることもできる。

いろんなおいしい料理やお酒、世界中の食品などを安い値段で食べることができる。その他、様々な娯楽があるし、旅行だってそれなりにいける。生活が苦しいという人も多いだろうが、それでも50年前、100年前、いや500年前の人々から比べればはるかに豊かな生活をしているのは誰も否定できないだろう。
それでも、多くの人はいろいろと不満を抱えて生きている。格差が広がっているだの、生活が苦しいだの、日本社会は閉鎖的で閉塞感があふれているだのと言っている。そして、政府にもっと金をよこせ、金を配れと言っているのである。あるいはそこまで言わなくても、この苦しい状況は政府の政策が悪いからであり社会のあり方が悪いのだから政府の政策の変更によって世の中を強制的によくしなければならないと要求している。

そもそも、我々の先祖は我々よりもはるかに貧しい生活をしてきたはずだ。明日の食料にも事欠くし、貯金などというものもそれほどなかったであろう。食料品などの保存手段も少なかったし医療技術も発展していなかった。ひとたび天災などが起これば多くの人の人生が滅茶苦茶になったはずで、その程度は今とは比較できないはずである。

もちろん、天災などが起こらなくてもやっている仕事を失っても保護してくれる政府の機能はあまり存在しない。そのような環境で多くの人はいろいろと悩みを抱えながら生きていたはずだ。

それに比べれば、多くの現代人は少なくとも明日の生活のことや将来のことを大きく不安に思う必要はない。仮に不安に思っているとしても飢え死にしてしまうかもというような不安ではないだろう。現在の生活水準が維持できなくなるのでは?といったようなある意味で「贅沢な」不安であるはずだ。

説教じみたことを今日は言うつもりはない。

人間というのは残念ながらいかに豊かになっても悩みというのを抱えて生きていく存在であるようだ。経済的豊かさはたしかに人間を幸福にするのだろう。でも、いくら経済的に豊かになっても人間は不満を抱え悩みを持ちながら生きていく存在であることも事実だろう。で、あるならば「経済成長を実現する」という政策目標は果たして正しいのだろうか?

あらゆる政策は経済成長のために存在するのではなく、人間の自由のために存在すると僕は最近思っている。規制緩和などの政策は経済成長のために存在するのではない。もちろん、それは多くの場合は経済成長を促すだろうしその意義は非常に大きい。しかし、それらは本来は人間の経済的自由を保証するために存在しているのである。だから、経済的自由を阻害する規制や参入障壁は許されてはならないのである。また、経済成長への過度の要求は政府に不必要な財政政策や過度に緩和的な金融政策などの間違った政策を取らせやすい。

規制緩和をして経済成長をしても、規制を緩和せずに経済が停滞しても文句を言う人はいつでも文句を言っている。そういう人は永遠に幸せになれないだろう。そして、政府という文句を言う対象の存在がそういった人々を不幸にしているのかもしれない。

wasting time?のブログ↓
ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ

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