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ジュニアNISAが流行らない5つの理由

「●●が▲▲な■の理由」

最近、この手の見出しをつけるブログ記事が少なくなってきたように感じるのは、私の気のせいでしょうか?ブームは過ぎた?

そんな前ふりは置いといて……

今回はジュニアNISAの話をしてみます。皆様、ジュニアNISA使っていますか?聞いたことはあっても使ってないという人が多いのではないでしょうか?
 ※参考: ジュニアNISA誤算 証券各社、てこ入れ懸命 (日経新聞)

NISAは成功したと言えそうですが、それに続けと導入されたジュニアNISAの口座数は伸び悩んでいます。オマエは第二の個人型確定拠出年金かというくらい伸び悩んでいます。

何故ジュニアNISAは流行らないか、その理由はズバリ以下の5つです。

※参考: ジュニアNIAについて 2016年、NISA120万、ジュニアNISA80万円

理由その1: 宣伝が少ない

NISA導入時と比較すると、ジュニアNISAの宣伝を圧倒的に少ない。

NISA導入の時は猫も杓子もNISAでしたが、ジュニアNISAはそれほど宣伝されていませんでした。野村が必死で集めれば投信設定時に資産総額が1000億円を超えるように、金融機関の販売力は売れ筋商品へ強い影響力を持っています。その宣伝が少なければ広まらないのは自明でしょう。

NISA利用者がジュニアNISAに対して勝手に興味を持ってくれるだろうと踏んだのかもしれませんが、そうだとすれば金融機関は自分たちの販売力の威力を正しく評価できていません。

理由その2: 非課税期間終了後も引き出せない

ジュニアNISAの各拠出年度の非課税期間は拠出年から5年ですが、引き出せるのは18歳になってからです。(正確には、3月末時点で18歳である年の前年の12月末まで引き出せない)

NISAは5年の非課税期間が終わってからでも途中でも、そのまま普通の証券口座や預金口座に資金を移せます。ジュニアNISAは非課税期間が終わっても非課税で引き出せないのでマイナスです。

理由その3: 80万円という中途半端な額

年間80万円が拠出限度額ですが、これがまた中途半端です。預貯金がたくさんあるリッチ祖父母からの贈与を狙ったという声もありますが、年額80万円の非課税枠のために口座を開設するかというと手間も大きくて面倒です。しかも、これが通常の年間110万円の贈与非課税枠と別枠ならまだしも、110万円の枠内ですからメリットが小さい。

理由その4: そんなに金がない

祖父母だけでなく、子どもの将来資金を考える親もジュニアNISAのメインターゲットです。しかし、そんなお金がありますかね。ただでさえNISAで年額120万円もあれば、仮にジュニアNISA口座を開設しても、ジュニアNISAへ資金を投じる余力がある人はそう多くありません。

2015年の家計調査によると20代、30代、40代の平均純貯蓄額はマイナスであり、貯蓄どころか借金状態です。この数字は平均なので、貯蓄を持っている人はいますが、非課税口座で資金を拘束されているどころではない人が多数います。

理由その5: 結局よく分からない

最後はこれ。

年間拠出の上限が80万円で、非課税期間は5年で、それ以降は3月末時点で18歳である年の前年の12月末まで課税口座で資金拘束され、非課税額への拠出は2023年までで、口座開設には子ども及び保護者と2人の証明書が必要で……

投資オタクかよっぽど真剣に勉強しない限り理解できません。

ジュニアNISA、難しい制度ですね。

※本日は、「●●が▲▲な■の理由」風な書き方をしてみました。

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