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若者に夢を与える言葉を!

今回の東京都知事選挙の候補者が若い方々に夢を与えるような言葉を持っているか、ということが気になっている。

初めに言葉ありき、ではないが、政治に携わろうとしておられる方々は言葉を大事にされたらいい。

それにしても都知事に立候補する候補者の政策の筆頭ががん検診100パーセントというのは、今改めて考えてもおかしい。
確かに医療政策は東京都政にとっても大事な問題だから、都民の健康に関わるテーマに重点を置くのはいいのだが、これからの日本を支えなければならない若い方々に「がん検診100パーセント」などと訴えて、さてどれだけの若い方々が奮い立つのだろうか。

まあ、ゼロでしょうね、としか言えない。
医療や国民の健康問題は地方行政にとっても重要な問題であるが、基本は国政の問題であり、しかも数多ある重要課題の一つでしかない。

若い方々の心に響かないようなことをよく持ち出したものだな、と半分呆れながら見ている。

少子高齢化の問題も重要だが、これも国全体が取り組まなければならない課題の一つであって、少子高齢化に対する施策を公約の筆頭に持ってきてもせいぜいが現在日本が直面している困難な事態についての処方箋の一つを提示するくらいで、少子高齢化施策の詳細をいくら聞いても若い人の心は躍らないはずだ。

もっと若い方々に夢をもたらすような言葉を持っておられる候補者はおられないのかしら。

単なる現状維持政策ではとても若い方々の心を掴むのは難しいぞ、と思っていたが、有力と言われる3人の候補者の中で前向きな政策を語っておられるのはどうやら小池さんのようである。
数多ある政策課題の内、あなたが最も重視するのはどんなことですか、と聞かれて、成長と答えられたそうだ。

成長にも色々種類があるだろうが、改革とか成長という言葉を発しておられるのであれば、何にしても前向きに、かつ積極果敢に取り組んでいく姿勢であることがよく分かる。
後ろ向きだったり現状維持だったりしては、なかなか若い方々の出番はないだろうが、改革なり成長ということを前面に打ち出せば、その担い手はどうしても若い方々中心になる。

別に既得権益との闘い、などと勇ましい言葉を使わなくても、ああ、何かを変えようと努力しているんだ、努力してくれるはずだ、ということになる。

有力3候補の政策には基本的に違いがない、などとずいぶん乱暴な括り方をする識者の方がおられたが、私から見ると三人三様、大違いである。

若い方々には小池さんが似合うだろうと思っている。
少なくとも、安倍政治打倒とか、憲法改正反対などのもっぱら国政に関するスローガンを掲げている候補者よりはいいはずである。

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