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フィールドトリップに参加して気付いた“時代の流行に流されない”という、鳥取県の魅力

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◯タルマーリーの魅力。

鳥井弘文

今回のフィールドトリップの中で、僕が一番強く印象に残ったのは、智頭町にあるタルマーリーさんです。

参照:自家製天然酵母のパン屋タルマーリー

タルマーリーさんは、今とても注目を浴びているパン屋さんです。

もちろん、ここで作られているパンやビールの美味しさは申し分なかったのですが、それ以上に、やはりここにいる「人」たちが違いました。

タルマーリーさんの公式サイトには以下のように書かれています。

これまでパンで積み上げてきた技術を活かしたビール製造を実現するため、
2015年6月鳥取県智頭町智頭町に移転しカフェをオープンしました。

「地域の天然菌×天然水×自然栽培原料」
「今ここで、タルマーリーにしかつくれないパンとビール」
を目標に、原材料のみならず、エネルギーとして薪を利用し石釜でパンやピザを焼くなど、
智頭の里山の恵みを最大限に活かした加工と、それを楽しむ場をつくること。 それが、タルマーリーの理念の集大成と考えています。

引用元:自家製天然酵母のパン屋タルマーリー

タルマーリーの創業者である渡邉格さんと、その奥さんの麻里子さんはもちろんのこと、そこで働く人々、そして訪れているお客さん、皆がこの目標に向かって一緒に作り上げているような感じ。

仕事柄、これまでも様々な日本の地域を訪れていますが、本当に突き抜けている場所というのは、門をくぐった瞬間に空気がガラッと変わるのがわかります。

その空間だけが他とは違う異彩を放っており、別世界に来たと感じてしまうような感覚を味わえるのです

今回訪れたタルマーリーさんも、まさにそんな空間でした。

働いている人たちと、そこに集まっているお客さん、そのどちらの雰囲気もとっても良かったです。

鳥井弘文

ただのパン屋さんで留まるのではなく、徹底的に自分たちがつくりだしたい世界観にこだわり続け、鳥取県智頭町の広大な土地と自然を活かして“クニ”をつくりあげようとしている「地方豪族2.0」的な発想だからこそ、なせる技なのでしょう。

参照:雑誌「TURNS」連載第6回 発酵デザイナー・小倉ヒラクさんに「これから地方を盛り上げる豪族2.0」について聞いてみた。 | 隠居系男子

◯実際に訪問してわかった、鳥取県の魅力。


さて、ここからは少し話が変わって、鳥取県に対してしばらく疑問に思っていたことについて書いてみようと思います。

それは「なぜ、いま鳥取県に移住者が増えているのか?」ということ。

鳥取県は、2015年度に過去最多となる1943人の移住者を受け入れています。これは前年度の55.9%増となっており、ここにきて急激に移住者が増えているのです。

参照:鳥取県への移住、2015年度は過去最多1943人  :日本経済新聞

もちろん上記の日経新聞の記事に書かれているように、丁寧な移住促進対策が功を奏したとか、他県に比べて自然が豊かであるとか、そういったわかりやすい要因もあるかと思います。

でも、それだけでは移住する理由にはならないと思うのです。

他の地域でも同じような施策を打っていますし、自然が豊かな地域だって他にも沢山あります。

では、なぜ鳥取県なのか?

その答えになるのかはまだわかりませんが、今回実際に鳥取県を訪れてみて、体感したことは、良い意味でも悪い意味でも、この県はあまり流行に左右されていないということでした。

この印象を実際に訪れることで体感できたのは、とても良い経験となりました。

鳥取県の方々は、よくスターバックスが最後まで進出してこなかった県であることを自虐的に語りますが、県全体として、どこか流行というものに無頓着な印象を受けるのです。

◯流行に流されず、大きな時間軸で変化してきた鳥取県。

鳥井弘文

今回のフィールドトリップで、三朝温泉街に訪れた際にも、そうした感覚を覚えました。。

大抵どこの温泉街にも残っているであろう、2000年代初頭の建築様式や様々な雑貨のデザイン、広告看板などが見当たらないのです。

もう少し昔の、古めかしい物ばかりなのです。

これを見て、なんというか、この県の時間軸は他の県よりもスパンが長いような気がしました。コロコロと時代の流行に流されずに、大きな時代の変化しか捉えてこなかったように思います。

それよりも、自分たちの土地の気候風土と真正面から向き合い、東京の流行とは少し距離を置きながら、町が発展してきたのではないかと。

それが文化的要因なのか、地理的要因なのかはわかりません。

でも、これって簡単なようで、実はとても難しいことだと思います。どうしても、地方というのは中央の流行に流されてしまいがちですからね。

だからこそ、いま鳥取県を訪れた際に、どこか他の地域とは違うおもしろさを感じてしまうのでしょう。

それは、智頭町のような昔ながらの町並みもそうですし、三朝町の小鹿渓なんかもそう。

日本の里山的な景観だったり、人の手がほとんど入っていない原風景だったりが、今でもしっかりとそのまま残っている。それがこの県の強みになっているのだと思います。

◯最後に

鳥井弘文

「短期的な流行に無頓着である」という鳥取県の特徴が、一周まわって今の若者を中心とした移住希望者に魅力的に映っているのではないでしょうか。

鳥取県には、これからも流行り廃りに振り回されることなく、これまでのスタンスを貫き通しながら、唯一無二の県を目指して欲しいなと願います。

鳥取県には、間違いなくそのポテンシャルがあるでしょう。これからの鳥取県の取り組みに期待したいです。

[ PR企画 / 日本財団 ]

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