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日本会議とは"ニッポンのオッサン会議"だ〜菅野完氏がメディアの報道に指摘

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菅野完氏
20日、日本外国特派員協会で、話題を呼んでいる「日本会議の研究」 (扶桑社新書)の著者、菅野完(すがの・たもつ)氏による会見が開かれた。

日本会議をめぐっては、同団体の議員懇談会に安倍内閣の閣僚が多数所属していることから、国内外のメディアで注目を集めている。 同協会では先週、日本会議の田久保忠衛議長による会見が開かれたばかりだ。

菅野氏は、日本外国特派員協会に所属する海外メディア記者や、日本の一部メディアによる日本会議に関する報道について、「政権をあやつる黒幕がいる」「国家神道を復活させたい勢力がいる」「狂信的な集団が政権を支えている」といった印象からくる"誤解"が背景が存在していると指摘。そのような視点からは「とても面白い記事がかけると思うが、それは少し子どもじみた陰謀論。"そんなやつ、おらへんちゅうねん。冷静に事実だけ見ていかなあかんでしょ"」と訴えた。

糾合軸は「女・子供は黙ってろ」というメンタリティ

菅野氏は、安倍政権に対して日本会議が強い力を持っているのは事実だとしながらも、「まるで神道政治連盟が日本の政治を動かしているかのような記事もあるが、単独で議員を当選させられるだけの集票力を持ってはいない」と指摘。日本会議を構成するのが「郷友会」「英霊にこたえる会」といった"旧来の保守的な運動体"にとどまらず、新旧様々な宗教団体、それも神道系・仏教系だけでなく、キリスト教系までを包含する多数の団体が日本会議系の議員の後押しをしていると説明。

そうした「憲法改正に全く興味のないの宗教団体」までもが日本会議系の改憲運動に参画している理由について、90年代以降、日本会議が様々な"反対運動"を繰り広げてきたことを挙げ、「従軍慰安婦は黙ってろ」「子供の権利 女の権利抑圧」「夫婦別姓なんかありえない。女は黙ってろ」「男女共同参画事業、絶対潰す!」という5点が"糾合軸"なのではないかと推測した。

その上で「この"女・子供は黙ってろ"、というのは、日本会議だけから聞く話ではないですよね。ということは日本会議って、"ニッポンのオッサン会議"なんではないか。こういうメンタリティというのは、日本では右翼や保守だけでなく、僕も含めた、"おじさん"が持ってしまっている悪癖なんだと思います。」「なぜ日本会議のことを報道しないのか、という批判がメディアに対して寄せられます。それは"女・子供は黙ってろ"というところにメディアも対応してしまっており、その問題性に気づけなかったということが理由の一つだと思います」との見方を示した。

さらに「僕の中にも"ニッポンのオッサン"はいます。最低な人間なんで、色濃く"ニッポンのオッサン"を内蔵していると思います。それを卒業し、理性的に考えるのを目指そうというのが、この本を書いた一つの理由でもあります」と執筆の動機についても言及した。

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