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社内運動会ブーム再燃にネットでは「めんどくせえ」の声多数! おっさん同士でレクリエーションしたって楽しくない

子供の頃、日曜日なのに学校の行事があることが我慢ならなかった。社会人になって、会社のレクリエーションに休日返上で参加することもまた、我慢ならなかった。いい歳をした大人になって会社の催す企画に、心の底から楽しんで参加できる人がどれだけいるのか。

そんな中、7月10日放送の「報道ステーション SUNDAY」(テレビ朝日系)で、「5年前の4倍に急増 社内運動会再燃のワケ」という特集が放送されていた。(文:松本ミゾレ)

「一致団結した気持ちになる」という社員もいるけど……

冒頭で、ある企業の社員たちが家族総出でリレーに参加したり、職場の仲間と青空の下で競い合っている、清々しいVTRが流れた。あわせて「景気の低迷によってここ数年は下火となっていたこの手のレクリエーションも、ここ数年のうちに往時の勢いを取り戻しつつある」とのナレーションが入る。

この特集に登場していた、不動産関係のある大企業は、コミュニケーションを活性化する目的で、30年ほど前から社内運動会を継続しているという。参加した社員は「あまり顔を知らない社員が多くなってきたんですけど、こういう会に出ると一致団結した気持ちになりますね」と満足気だ。

社員とその家族をあわせると、今年の参加者が2300人を超えたというから、かなりの規模である。一応自由参加ということになっているけど、これだけ集まるとは、いやはや凄いもんだ。

運動会を専門に企画運営をしているNPO法人、ジャパンスポーツコミュニケーションズによると、運動会の受注件数は2011年に50件であったものが、2016年には200件ほどの見込みが立っているそうだ。

交流の主流がメールなどになっていきがちな昨今、リアルな交流の場として、社内運動会は見直されていると、番組では紹介されていた。

「離職率上げたいの?」「絶対うんざりしてる社員がいると思う」

穿った見方をしてみたい。果たして本当に、リアルな交流の場として、社内運動会が機能しているのだろうか。参加者全員が、心から楽しめているのか。

僕はどうにも、そうは思えない。そこで、この放送直後にツイッターで視聴者の反応を探ってみた。少し紹介してみたい。

「職場の親交会費とか払ってるけど、それ無駄にしてもいいから死んでも職場の飲み会とかイベントに行きたくない私には地獄だな」
「離職率上げたいの?」「絶対うんざりしてる社員がいると思う」

と、こんな感じで、確認する限り、否定的な声しかないという状況であった。やっぱりみんな、可能なら社内運動会なんてやりたくないということだろう。

そもそも自由参加が建前なのに、参加しないとカドが立つのが嫌!

冒頭に書いたように、僕はこの手のイベントが本当に苦手で、「なんで仕事で付き合ってる人たちと汗を流して運動しなきゃならないんだ」と思っている性質の男だ。

断っておくが、運動が苦手というわけでもない。学生時代は駅伝をやっていた。どちらかと言えば得意だ。その僕でも社内運動会なんかしたくないし、ましてやこんなのを、仮に「休日返上でやれ」と言われたら、本気で嫌気が差す。自由参加といったって、実際にはどこまでその体裁が保たれているかも疑問だ。

以前、思いっきりこの手のレクリエーション(たしか社長の趣味でやってるトレッキングを、休日返上で社員全員でやろうとかいう、全く面白くない企画)に参加しなかったことがある。翌週月曜日からの周囲の視線の、まあ冷たいこと冷たいこと。

しまいには僕よりも明らかに仕事のできていなかった同僚が、この日を境に僕よりも大事に扱われるようになった。元々こういうイベントは嫌いだったけど、この一件でさらに拍車がかかった形だ。

人によっては「そんなの参加しないお前の自業自得だ」と指摘する人もいるだろう。だけど僕は、別におっさん同士でレクリエーションをするために働いているわけではない。食うために働いているのだ。誰に何を言われようと関係ない。

いい大人が寄り集まって玉転がしだの綱引きだの、何ゆえしなきゃならないのかが、本気で分からない。そんなもんで結束が強まるなら、どの企業でもやってなきゃおかしいではないか。

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