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1歳男児が覚せい剤の急性中毒症状

●とりあえず、ぼつぼつ更新を再開します
しばらくブログの更新ができずにいましたが、体調も、ようやく少し落ち着き始めたので、静養の傍ら、少しずつ書き始めます。
復帰には、まだ少し時間がかかりそうですが、頭のリハビリを兼ねて、とりあえず、ブログをボツボツ書いて行こうと思います。
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どういうわけか、1歳の子どもが覚せい剤の急性中毒で、病院で手当てを受けるという事態が、神戸市で発生しました。どうやら、父親が自宅に持ち込んだ覚せい剤が、誤って子どもの口に入ってしまったようです。

覚せい剤には、中枢神経興奮作用のほかに、交感神経を興奮させる作用もあり、この作用によって、血管が収縮し、心臓の鼓動が早くなり、発汗、ふるえ、血圧上昇や高体温などが生じます。重症になると、全身のけいれんが起き、意識を失うこともあり、最悪の場合は、脳出血や、突発的な心不全によって生命が失われるのです。
<ニュースから>*****
●1歳男児の尿から覚醒剤…自宅で誤飲か、父逮捕
神戸市内の病院を受診した1歳男児の尿から覚醒剤成分が検出されていたことがわかった。
兵庫県警は同市内の自宅を捜索し、父親(34)を覚醒剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕した。県警は、男児が自宅にあった覚醒剤を誤飲したとみている。
捜査関係者によると、同市内の病院が8日、「体調不良で受診した男児の尿から、覚醒剤のような成分が検出された」と県警や児童相談所に通報した。・・・
読売新聞2016年7月15日 06:00
*****
上記のニュース記事は、男児の自宅を捜索した結果、父親のバッグからポリ袋に入った覚せい剤0・04グラムが発見され、父親が現行犯逮捕された、と報じています。父親は調べに「自分で使うために持っていた」と容疑を認める一方、「子どもに覚醒剤は与えていない」と話しているということです。

覚せい剤乱用者は、自分の乱用行動を「よくないこと」と思う一方、「他人に迷惑をかけているわけじゃない」と言い訳することもよくあります。
たしかに、お金を払って入手した薬物を自分で使っているのだから、自分の健康や人生を傷つけることはあっても、直接他人に危害を加えているわけではありません。
しかし、覚せい剤乱用者の行動は、多様な危害を周辺にまき散らしていて、一緒に暮らす家族が、何らかの被害を受けることも少なくないのです。

とくに深刻なのが、誤って乳幼児が覚せい剤を摂取してしまうというケース。身体が小さく、また代謝機能もまだ発達過程にある乳幼児の場合は、ごくわずかな覚せい剤を摂取しても、生命に関わる中毒症状に至る危険があります。
乳幼児と覚せい剤急性中毒に関する記事が、サイト内にあります。急性中毒、摂取量などについても書いているので、ご参照ください(参照先は下記)。

乱用者が自宅に持ち込んだ覚せい剤が、家族を巻き込んだり、乳幼児に深刻な健康被害をもたらしたりする危険は、どこにでも転がっています。代表的なものをあげてみましょう。
①誤飲の危険
覚せい剤事犯の被疑者を逮捕すると、捜査陣は、その使用場所の周辺を捜索し、使い終わった注射器のほか、覚せい剤を水に溶いたコップやスプーン、空になったビニール袋、覚せい剤をすくい取ったストローの切れ端など、様々なものを押収します。使用場所には、ごくわずかな覚せい剤成分が付着した、こうした小物が散らばっていることが多いのです。
もし、幼い子供が、こうした器具を手に取ったり、口に入れたりしたら、わずかな付着物でも、急性中毒に至る危険があります。

②副流煙による摂取
加熱吸引(あぶり)で使用する場合には、加熱によって気化した覚せい剤成分の一部が、室内に蒸散し、タバコの場合と同じように、副流煙による間接的な摂取が起きることがあります。
副流煙として身体に摂取される覚せい剤は、通常はごくわずかで、成人の場合は、尿検査で陽性反応が出たりすることは、ほとんど考えられませんが、乳幼児にとっては、このわずかな量が問題になるのです。

③室内に飛散した成分
被疑者が覚せい剤使用を全面的に否定する場合、その自宅を徹底的に捜索して、覚せい剤使用の痕跡が残っていないか調べることもあります。
使用場所のテーブル周辺や床の敷物には、わずかにこぼれた覚せい剤が残っていることもあります。また、加熱吸引で使用した場合は、気化成分が蓄積され、エアコンのフィルターや換気扇の付着物からわずかな覚せい剤成分が検出されることもあります。
乱用場面の周辺に飛び散ったわずかな粉末や、気化した成分・・・。部屋中をハイハイする幼児にとって、こんな環境は危険そのものです。

子どものいる家庭に覚せい剤を持ち込み、子どもの生活する部屋で使用することは、大切なわが子を傷つける危険と隣り合わせなのです。

[参照]
●サイト内過去記事・生後3か月の乳児が覚せい剤中毒死(2015/12/06)
http://33765910.at.webry.info/201512/article_3.html

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