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暴力装置発言を再検証する。 後編

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 そして文民統制云々の主張も噴飯物です。
 自衛隊のご機嫌を取り結ぶことが「文民統制」でしょうか。
 自民党政権がまともな文民統制をおこなってきたでしょうか。

 戦後長年にわたって我が国では警察も軍隊(自衛隊)をかつての内務省の警察官僚が牛耳ってきました。それは自衛隊が警察予備隊という形で発足したという経緯もあるのですが、警察官僚たちが軍隊は危険だから自分たちが管理するという歪んだ正義感と独善が作用していました。 
 ですが、防衛次官や防衛庁高官が警察官僚で占められてきました。そして防衛庁長官は半年交代の国務大臣製造機に過ぎず、警察官僚が国家の「暴力装置」である「軍隊」も「警察」も管理してきました。
 であるから今に至っても警察官僚は多大な影響力を持っており、政治家といえでも逆らえません。

 そして現在にいたるまで、防衛省の予算を政治が統制しているとは言えません。
 その端的な例が防衛装備調達です。例えば10式戦車にしても政治家はこれを、何輌を何年間で調達し、総額がいくらになるかも知らされませんでもその開発や、調達にはGOサインを出してしまうのです。

 文民統制の肝は人事と予算です。その予算を政治が把握していないことになります。
 
 このことは意外に諸外国では知られておりません。このことをぼくが諸外国の防衛官僚や軍人、政治家に話すと皆驚きます。ですから彼らには日本の防衛当局者とは英語で話をしても通じませんよ、前提となる「常識」が違うのですからとご説明するのですが、日本と防衛協力を始めたいという人たちは大変感謝をされます。

 ところが日本の政治家たちは自分たちの「文民統制」がいかに歪で、自分たちの当事者意識が希薄であるかということを知りません。

 おそらく自民党のセンセイ方は「暴力装置」という言葉もしらず(あるいは知らないふりをして)「暴力」=危険という言葉事態に脊髄反射したのでしょう。

 ですが、それは「男根主義」(ファロクラシー)と言われて、チンポ呼ばわりとは何事かと怒るようなものです。男根主義とはマッチョ信仰的な意味でしようされるのですが、「男根」という単語だけにチンポ呼ばわりとか、下品とか反応するわけです。

 つまりはこれら糾弾した自民党のセンセイ方は、自分は無教養であり、文民統制のなんたるかも知らない政治家としての見識、知見が極めてアヤシイ人物だと告白しているようなものです。

ぼくは原則的に憲法は改正すべきだと思っています。普通の人間が読めば、我が国は自衛権と戦争を放棄しており、自衛隊の保有はもちろん、交戦も憲法違反だからです。

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