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- 2016年07月14日 11:30
暴力装置発言を再検証する。 後編
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さて、前編はいかがでしたでしょうか?
今回はその続きである平成22年11月22日の予算員会のやり取りです。
ひとことで言うと、野党になった自民党ってかつての社会党みたい(笑
彼らの主張は「暴力装置」という言葉は左翼用語であり、差別用語で、自衛隊を貶めるものである。仙石官房長官は元左翼でありだから自衛隊が機雷だからこのような差別用語を使うのだ。
純真で国防の意識に燃えて、ひたすら国防に実を捧げている自衛官に対して失礼だ、お前は辞職しろというものです。
率直に申し上げますが、あんたら馬鹿ですか?
と、いうのがぼくの見解です。
暴力装置という言葉は社会学ではよく使用されてきた言葉であり、左翼用語だとは言えません。仮に左翼用語だとしましょう。
それが左翼用語であるゆえにダメだというのであれば、「連帯」「人民」「反面教師」「総括」「階級闘争」「革命」「自己批判」「一点突破後全面展開」などという言葉も国会答弁で使用を禁止すべきでしょう(反面教師は毛沢東の造語である)。
同様に、過去侵略戦争を行いい、馬鹿な戦争を起こして国民に多大な犠牲を敷いた大日本帝国の国旗である日の丸や国家君が代を拒絶するという人たちの主張にも耳を傾けないといけないでしょう。ぼくはそのようには思いはしませんし、国家というのはいいことも悪いこともしてきたわけです。ですが自民党の先生方の主張を是とするならば軍国時代に使われた言葉はすべて否定すべきでしょう。
自衛隊はそうであるから「参謀」を「幕僚」とか「工兵」を「施設」とか言い換えているわけでしょう。
であれば軍事用語を使うことも禁止しないとダメでしょう。であれば「企業参謀」とか、そういう言葉もNGなはずです。
これら答弁を読み限り、自民党の先生方のセンスは、かつて米国の赤狩りのころと極めて酷似しているように思えます。
実際問題として、「暴力装置」とは、現代の国家では国家が暴力を管理するという意味で使われてきました。
それは「軍隊」(日本では自衛隊)、警察などの武装組織です。
現代の民主国家では政治家が私兵を用いて、政敵を抹殺したり、意見を封殺ことも、個人が武力をもって仇討などをすることも禁じられています。
ですが、国防と治安の維持のために軍隊や警察という国家が管理する組織はその任務のために武装が許されており、それは国家の統制下に置かれます。
また既にご案内のように、自民党も石破茂氏も、筆者との共著「軍事を知らずして平和を語るな」(KKベストセラーズ)において次のように述べておいでです。
「国家という存在は、国の独立や社会の秩序を守るために、暴力装置を合法的に独占・所有しています。それが国家のひとつの定義だろうと。暴力装置というのは、すなわち軍隊と警察です。日本では自衛隊と警察、それに海上保安庁も含まれます」
この件で与党を攻撃していた野党、特に自民党の諸氏は仙谷氏の「暴力装置」は許せないが、石破政調会長の「暴力装置」はOKなのでしょうか。
民衆党のはアカだから「暴力装置」は差別用語だ、自民党の代議士が使えば「専門用語」でいい言葉というのでしょうか。
かつて日本の極左暴力集団含む左翼やインテリは「ソ連の核兵器は良い核兵器、米帝の核兵器は悪い核兵器」と主張していたわけですが、同じ程度のメンタリティの持ち主ということになります。
仙石官房長官は反射的に「実力組織」という表現をして、そのご定着してしまいましたが、果たしてこれまで我が国で軍隊や警察などの武装組織をそのように呼称してきたのでしょうか。
今回はその続きである平成22年11月22日の予算員会のやり取りです。
ひとことで言うと、野党になった自民党ってかつての社会党みたい(笑
彼らの主張は「暴力装置」という言葉は左翼用語であり、差別用語で、自衛隊を貶めるものである。仙石官房長官は元左翼でありだから自衛隊が機雷だからこのような差別用語を使うのだ。
純真で国防の意識に燃えて、ひたすら国防に実を捧げている自衛官に対して失礼だ、お前は辞職しろというものです。
率直に申し上げますが、あんたら馬鹿ですか?
と、いうのがぼくの見解です。
暴力装置という言葉は社会学ではよく使用されてきた言葉であり、左翼用語だとは言えません。仮に左翼用語だとしましょう。
それが左翼用語であるゆえにダメだというのであれば、「連帯」「人民」「反面教師」「総括」「階級闘争」「革命」「自己批判」「一点突破後全面展開」などという言葉も国会答弁で使用を禁止すべきでしょう(反面教師は毛沢東の造語である)。
同様に、過去侵略戦争を行いい、馬鹿な戦争を起こして国民に多大な犠牲を敷いた大日本帝国の国旗である日の丸や国家君が代を拒絶するという人たちの主張にも耳を傾けないといけないでしょう。ぼくはそのようには思いはしませんし、国家というのはいいことも悪いこともしてきたわけです。ですが自民党の先生方の主張を是とするならば軍国時代に使われた言葉はすべて否定すべきでしょう。
自衛隊はそうであるから「参謀」を「幕僚」とか「工兵」を「施設」とか言い換えているわけでしょう。
であれば軍事用語を使うことも禁止しないとダメでしょう。であれば「企業参謀」とか、そういう言葉もNGなはずです。
これら答弁を読み限り、自民党の先生方のセンスは、かつて米国の赤狩りのころと極めて酷似しているように思えます。
実際問題として、「暴力装置」とは、現代の国家では国家が暴力を管理するという意味で使われてきました。
それは「軍隊」(日本では自衛隊)、警察などの武装組織です。
現代の民主国家では政治家が私兵を用いて、政敵を抹殺したり、意見を封殺ことも、個人が武力をもって仇討などをすることも禁じられています。
ですが、国防と治安の維持のために軍隊や警察という国家が管理する組織はその任務のために武装が許されており、それは国家の統制下に置かれます。
また既にご案内のように、自民党も石破茂氏も、筆者との共著「軍事を知らずして平和を語るな」(KKベストセラーズ)において次のように述べておいでです。
「国家という存在は、国の独立や社会の秩序を守るために、暴力装置を合法的に独占・所有しています。それが国家のひとつの定義だろうと。暴力装置というのは、すなわち軍隊と警察です。日本では自衛隊と警察、それに海上保安庁も含まれます」
この件で与党を攻撃していた野党、特に自民党の諸氏は仙谷氏の「暴力装置」は許せないが、石破政調会長の「暴力装置」はOKなのでしょうか。
民衆党のはアカだから「暴力装置」は差別用語だ、自民党の代議士が使えば「専門用語」でいい言葉というのでしょうか。
かつて日本の極左暴力集団含む左翼やインテリは「ソ連の核兵器は良い核兵器、米帝の核兵器は悪い核兵器」と主張していたわけですが、同じ程度のメンタリティの持ち主ということになります。
仙石官房長官は反射的に「実力組織」という表現をして、そのご定着してしまいましたが、果たしてこれまで我が国で軍隊や警察などの武装組織をそのように呼称してきたのでしょうか。



