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都知事選とテロ対策

舛添さんの辞任が決まってから、非常に多くの方に「都知事選に!」というお話を頂きました。政党の代表を辞任し、参院選の出馬も取りやめた私が簡単に鞍替えするわけにもいきませんので、全て丁重にお断りしてまわりました。

そんな最中、記者さんに「出馬するとしたら、どのような政策を打ち出しますか?」と質問されたときは「100%出ませんが、出るとしたら一番に持ってくるのがテロ対策システムの構築と防災でしょうね」と答えました。

日本時間の本日未明、ニース(フランス)の花火大会にトラックが突っ込み、80人が亡くなるというテロ事件が発生しました。

ここ一年間だけでも、パリでの同時多発テロ、ブリュッセルでの連続爆破、フロリダでの銃乱射と、欧米先進国で深刻なテロ事件が相次いでいます。このような世界情勢や、日本が外交防衛政策の転換期に入ったことを考えれば、最も人口が集中しており、2020年オリンピック・パラリンピック大会の開催が決まっている首都東京において対策システムを構築することは急務です。

しかし、都知事選告示日だった昨日、主要3名候補者の中には、第一声で具体的なテロ対策に言及した方はいませんでした。

もちろん、政治とカネの問題、都政の透明化、子育て、医療・介護などの政策の重要性には異論がありませんが、それらは安全な暮らしという土台がぐらつけば一気に崩れ去ってしまいます。

また世界ナンバーワンの観光都市を目指すのであれば、その為のブランド・ビルディングが重要です。「食」や「楽」も大切ですが、今の東京を他の都市と最もディファレンシエートさせているのが「安全」です。このブランドイメージに傷が付くようなことがあれば、東京の価値はとたんに下がってしまいます。

テロは東京の都市機能を麻痺させる現実的なリスク・ファクター。首都直下型地震も然り。それらへの対処が万全とは言い難い現状においては、やはり安全性を向上していく都市づくりこそが次の都知事が第一にやるべきことだと思います。

私は世界をまわるだけではなく、他国(アメリカ、アフリカ、アジア)の大都市圏で何年も生活をしてきました。出張中にはテロに巻き込まれる可能性も常に意識しながら事業を切り拓いてきました。その経験から今まで幾度もテロについて提言し、本ブログでも取り上げてきたのです。

これだけテロの可能性が増しているにも関わらず、平和ボケが蔓延している日本国のリーダーたち。そこに一番の危機感を覚えてしまいます。

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