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与党体質と、野党体質

昨日、開票速報を見ていて、「ああ、そういえば」と思い出したことがあった。20歳で選挙権を得てから今日まで、おそらく二十余回の「国政選挙」があったと思うが、自分が投じた側が「勝った」ことよりも、「負けた」ことの方が多いように感じる(笑)。

毎回、自分の投じた側が「負ける」と信じて投票しているわけではないのだけれども、だいたい、開票速報を見ていると、「あ〜負けなんだ」と思うことの方が多かった気がする。だから、選挙で、「負ける」ことには、実は慣れている(笑)。

それで、ふと思ったのだけれども、世間の人には、逆に、毎回自分が投票した側が「勝つ」よ、という人もいるはずで、むしろそのような人の方が多いのだろう。そのような人が、「与党体質」だとすると、ぼくは、きっと、「野党体質」なのだろう。

「与党体質」の方が、精神衛生上良い、という側面もあるだろう。何しろ、自分の考えたように、主張したように世の中が動いているのだから、痛快である。自分が多数派に属しているという安心感もある。「野党体質」は、異議申し立て、少数派の方だから、なんだかいつも肩身が狭い。

「新卒一括採用」に賛成、「偏差値入試」に賛成で、新卒一括採用がいかに効率よく、すばらしいか、偏差値入試がいかに子どもたちの脳を育むか、という話ばかりしていたら、ぼくはもっとラクだったかなあ、と思う。まあ、そうも行かないので、こんな人生を送っている。

あと、社会の多数がある方向に行こうとしている時に、その時流に合った発言をしたがるのか、それとも、敢えて異なる方向の発言をしたいのかという差もあると思う。私は、どちらかと言えば、逆のことを言いたくなることが多いようだ。

「与党体質」か、「野党体質」か、という視点でさまざまな組織、人を見ると、いろいろな人間模様がそこに表れて、面白い。多様性の尊重、ということがしばしば言われるが、多数決の民主主義は実は野党体質よりも与党体質に優しいということは、与党体質の人は案外気づきにくいのだと思う。

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