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徳島新聞の見識は聖教新聞と同じ 頭の悪い平和主義者こそ社会と平和の敵である

7月8日付 無人機共同研究 平和国家の名を汚すのか
http://www.topics.or.jp/editorial/news/2016/07/news_14679398547353.html

>にわかには信じられない話である。

>防衛装備庁が、イスラエルと無人偵察機を共同研究する準備を進めているという。既に日本、イスラエル両国の防衛・軍需産業に参加を打診しており、準備は最終段階になっているとされる。

>イスラエルはパレスチナ問題を抱え、アラブ諸国と敵対している国である。攻撃能力がないとはいえ、偵察機は戦闘で重要な役割を果たす。共同研究は、アラブ諸国を敵に回すことにならないか。強い懸念を抱かざるを得ない。


>関係者らによると、共同研究は、世界のトップレベルにあるイスラエルの無人機技術に、日本の高度なセンサー技術などを組み合わせるのが狙いだという。

これ本当に社説委員が本当に取材したんでしょうかね?この件に関してのニュースソースは限られておると承知しておりますが、そのソースに取材したとは思えません。
書いている内容は、ほとんど前にご案内した朝日新聞の記事から引用意外に目新しい事実もありません。「関係者によると」じゃなくて「朝日新聞によると」でしょうや。まずこの点で失格。ソースを粉飾したらならアマチュア以下です。

お説が正しいのであれば、イスラエルとの共同開発、多額の軍事援助を行っているアメリカは「アラブの敵」となっているはずですが、サウジはじめ多くのアラブ諸国はアメリカと同盟関係にあり、兵器もたくさん買っています。それらの中にはイスラエル製のコンポーネントが組み込まれているものも少なくありません。そこはアラブ側も「大人の事情」ということで騒ぎません。

そもそも既に我が国は、世界で最も軍事を使い、国際法上怪しげな戦争を多数起こしているアメリカから多量の武器を買い、さらには共同開発もおこなっています。
現実見ろよ、おっさん、てな、ところです(もしかするとおハバンかもしれませんね)

あまりにナイーブ、つまり世間知らずのおバカさんです。
平和、平和と唱えていれば平和になると思っているんでしょう。ですが、それは宗教です。まともに合理的な分析や取材も行わず、ドグマを信じろというのですから、カルト宗教です。つまり徳島新聞は聖教新聞と同じであります。


現実問題として国内だけで兵器を開発、生産するのはもう無理です。米国でもそれは同じです。
我が国の場合他国に輸出もしておらず、外国の実態を知ろうともしないので、役に立つかはかなり怪しげな装備ばかりです。それが概ね国債価格の3~8倍で調達されています。
低パフォーマンスのできの悪い兵器を、極めて高額で買うことで国防が全うできるでしょうか?
それが平和主義でしょうか。
そのような税金の使い方が許されるのでしょうか。

他国とまともな共同開発を行い、ちゃんと使える装備を半額とか数分の一のコストで調達して、浮いたカネで少子化対策や社会福祉に使うほうが「平和国家」なんじゃないですかね、ダンナ?

他紙の記事をななめ読みして、中学生レベルの知識で因縁つけるのが徳島新聞の社説委員の仕事ですか。
簡単そうなのでぜひぼくを雇ってください。この程度の社説でいいなら足ですら書けそうです。これで給料もらっているなんて罪悪感ありませんか(笑


 実は同じような社説や記事が多いです。これはこの無人機の件が、近く国家安全保障会議(NSC)が最終判断するという情報が流れたからおっとり刀で、記事を横並びで書き散らしているわけです。悪しき記者クラブ制度の弊害です。

 ぼくはこの件を既に報じてきました。確か2年ぐらい前からです。その間あなたが方、新聞は何をしていたのでしょうか?
 いつも防衛省の記者クラブは軍事の素人ばかりで、単なる防衛省という役所の担当者に過ぎず、防衛省の記者会見では「大臣沖縄の感情をどう思われますか」とか情緒ばかり質問します。調査をして大臣や幕僚長が困る質問をつきつけるなんてことはしません。完全に慣れ合いです。

 しかもグローバルホーク導入の妥当性にも何ら述べておりません。ぼくは大臣の記者会見や予算のブリーフィングなどで、何度もグローバルホークの導入機数、そしてどのような部隊が運用するのかを聞きました。答えは機数も部隊も不明です。それで予算だけは要求する。こんなふざけたことが議会制民主主義の国でありますか。このことを聞いてもなんの疑問を持たないほど、防衛省記者クラブ諸氏の知識と感性は鈍麻しているわけです。

 で、無人機の共同開発がリークされると横並びで大騒ぎです。視野が非常に狭い。情報を追っていれば、この話の発端は高額で役立たずのグローバルホーク導入にあたって、それをなんとか補完しようというところから始まっていることが理解できたでしょう。
 
 それをやらずに普段は論説員室で鼻糞ほじっていて、で、こういう問題が起こった時だけ怒る振りをする。新聞離れが続くのは当然でしょう。

 どうせまともな質問もしないならば、防衛省その他役所の記者会見やら取材の機会を無能者が独占するのをやめて、専門のジャーナリストに開放してもらえませんかね?
 無論幅広い同社を対象とする一般紙と、ぼくら専門のジャーナリストは視点も質問も違います。新聞の質問を全く否定するわけではありません。ですが、専門知識を持った記者を排除することによって、メディア全体が極めて低レベルな情報しか得られない現在の記者クラブ制度はあまりにも弊害が多すぎます。
 これは国交省や財務省、厚労省など他の役所でも同じです。

 そのくせ普段排除しているくせに、何か問題が発生するとぼくら専門ジャーナリストののところに取材にくるわけです。なにかおかしいとは思わないのでしょうか。


 今回の件でも、ではグローバルホークは必要だったのか、という検証や税金の使い方という視点での報道が残念ながら朝日の記事を除いてほとんどありませんでした。問題適宜や取材をする基礎的な知識も、その気もないからでしょう。何のために多くの記者を抱えているのでしょうか。

 また武器輸出や世界の武器市場についても基礎的な知識や感覚がありません。月末に慌ててこの情報がリークされたで、やっつけで記事を書いているわけです。ですからユーロサトリにも取材に来なかった。
 
 単にイスラエル悪い国というステレオタイプのイメージを撒き散らしているだけです。それは情緒でしかありません。新聞記者の仕事は取材もせずに情緒で記事や社説を書くことですか?


 我が国の防衛政策が浮世離れして、世界から見て極めて異質であり、ナイーブなのは記者クラブという宿痾が粗存在しているからではないでしょうか。




ユーロサトリ2016のの記事は東京防衛航空宇宙時評で。
http://www.tokyo-dar.com/

an style=font-size:larger>Japan In Depth に以下の記事を寄稿しました。
信用できぬ防衛省行政事業レビュー その1
http://japan-indepth.jp/?p=28800
信用できぬ防衛省行政事業レビュー その2
http://japan-indepth.jp/?p=28818
信用できぬ防衛省行政事業レビュー その3
http://japan-indepth.jp/?p=28823

陸自装備の兵器調達センスは80年遅れ その1
http://japan-indepth.jp/?p=27766
陸自装備の兵器調達センスは80年遅れ その2
http://japan-indepth.jp/?p=27771
陸自装備の兵器調達センスは80年遅れ その3
http://japan-indepth.jp/?p=27775


東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
東芝、国から迫られた「賠償金12億円」の顛末
防衛事業をやり続ける必要があるのか
http://toyokeizai.net/articles/-/111619

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