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偉い人がウソをつく原理(1) 校長先生のやらせ

玄海原発の再開では九州電力が「やらせメール」をし、浜岡原発では保安員が「世論操作をしろ」と中部電力に指示した。

安倍内閣の時の教育改革では、校長先生が文部科学省の指示を受けて「指示を受けたように見えないように発言しなさい」という注意まで受けて、公聴会で発言した。

国民に対して、「ウソ」をついて自分たちの有利になろうとした人・・・

エリートサラリーマン九州電力社員、

公務員の最高峰中央官庁のキャリヤ族、

地域の尊敬を集めているはずの校長先生・・・

・・・どうしたの??

・・・どうしたの??

「常識的な人」にはまったく理解できないことだ。だって、どうして、その人はエリートサラリーマンであり、日本を指導するキャリヤであり、校長先生なのか??

なぜ、「立派な人」であり、「指導的な仕事」をする人なのか??

そりゃ、10万人1人か2人は変人もいるだろうし、異常な人間もいると思うけれど、原発の公聴会はほとんどが「やらせ」、教育基本法の改定に関係するタウンミーティングもほとんど「サクラの発言」だった。

どう考えたらよいだろうか?

社会の「立派な人」が「社会のルールを守らずにウソをつく人」ということだから、「立派」という日本語を変えなければならない。

多くの人は、今回の原発事故で政府や東電のウソを知って、「偉い人というのはどうせ、そんなものだ」と思っている。でも、そんなことはあるだろうか?

もし、社会の指導的な立場にある人が「ルールを守らないウソをつく人」なら、「社会の指導者」の方を即刻止めなければならない。だって、「ルールを守らないウソをつく人」が「社会を指導する」としたら、ひどい社会になってしまうからだ。

・・・・・・・・・

嘆くことはできる。怒ることもできる。でも、それでは解決にならない。

どうして、偉い人はウソをつくのだろうか? それをよく知って、無くしていかなければならない。

理由は4つ考えられる。

1) 「やらせ」や「ウソ」が悪いこととは知らない、

2) 周りで起こっていることが理解できないので、ウソをつく意図はない、

3) 「やらせ」をすることが悪いことと知っているが、自分を守るためにウソをつく、

4) 「やらせ」や「ウソ」は時によって「正義」になることがあると考えている、

このうち、1)は偉い人はやらせやウソが社会的な悪であることを知っているので、違う。また2)も周囲の状況がわからないようでは偉い地位に就く前に失敗しているので、これも違う。

3)は時々、ある。安倍内閣の時にやらせ発言をした校長先生は、もしかすると3)の可能性もある。あと半年で校長を辞めて、文部科学省の推薦でどこかに移るというような時には、

「この際、波風は立たせない方がよい。やらせはあまり良くないが、仕方がない」

と思うだろう。現実にもこのようなことが多い。

本来は、

「人に尊敬されるような立派な行為をする」

ということが人間として必要だが、100歩譲って、ややいかがわしい行為をするときでも、

1.「社会的正義を守る」、

2.「法律に違反しない」、

3.「逮捕され、起訴されたりはしない」

4.「犯罪だが、見つからなければよい」

という4段階がある。

今の政治のレベルは2から4で、首相も「法を守っている」などと釈明することが多い。

・・・・・・・・・

さて、私は社会の指導的立場にある人が、「やらせ、ウソ」を多発するのは、それが「正しい」と思っているからだと考えている。私の経験で間違いない。

なぜ、「やらせ、ウソは正しい」と思っているか、それについては少し長くなったので次回にしたい。

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