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英LIBOR・OISスプレッド4年ぶり水準に拡大、緊張高まる

[ロンドン 6日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱決定以降、英銀行システムの緊張が高まっており、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)・OIS(オーバーナイト・インデックス・スワップ)のスプレッドは約4年ぶりの水準に拡大した。

LIBOR・OISスプレッドは、銀行間の貸し出し意欲を示しており、銀行システムの健全性を見極める重要な指標となる。

3カ月物ポンドLIBORとOISのスプレッドは33ベーシスポイント(bp)に拡大、2012年8月以来の水準をつけた。EU離脱の是非を問う国民投票が実施された6月23日直前は約17bpで、過去4年もおおむね10━15bpのレンジ内に収まっていた。

デイリーFXの為替アナリスト、クリストファー・ベッキオ氏は、スプレッドの拡大は注視する必要があり、英中銀も認識していると指摘。リセッション(景気後退)のリスクが高まっておりイールカーブはフラット化しているとして、「長期債の利回り低下でイールドカーブがフラット化すると、利ざやの縮小を通じて金融機関には圧力がかかる」と述べた。

英10年債<GB10YT=RR>利回りはこの日、過去最低の0.72%にをつけ、6月23日の水準の約半分まで低下した。これに伴い、英2・10年債の利回り格差は60bpまで縮小、2008年10月以来の水準を記録している。

LIBORとOISのスプレッド拡大は、3カ月物OISが19bpと過去最低となっていることが主要因だ。国民投票前の40bp超から大きく下がっており、向こう数週間に25bpの利下げを完全に織り込む水準となっている。3カ月物ポンドLIBORは52bpと、約6bp低下した。

INGの為替戦略部門責任者、クリス・ターナー氏は「LIBORとOISのスプレッドが2012年夏以来の水準に拡大していることを受け、安全資産への逃避買いが続くだろう」と予想する。

同スプレッドは国民投票以降、約2倍の水準に拡大しているが、金融危機が深刻化していた2008年11月につけた約300bpの水準は依然大きく下回っている。

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