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【石油埋蔵量トップは米国に】

リスク回避!アメリカの10年もの国債が1.367%まで低下し、過去最低を更新しました。Brexitの影響でアメリカ国債の人気が高まった形で、金の価格も1トロイオンス=1356ドルまで値上がりしていますが、反対に売られたのが原油。1バレル=47-48ドルです。

そんな中、FTにUS oil reserves surpass those of Saudi Arabia and Russia(アメリカの石油埋蔵量がサウジアラビアとロシアを抜いた)という記事が掲載されました。

ざっくりこんな内容です(全文の翻訳ではありません)。

アメリカの石油埋蔵量はサウジアラビアとロシアを抜き、初めて世界最大の産油国となった。ノルウェーの調査会社Rystad Energyによると、アメリカの石油のうち採掘可能なものは2640億バレルに達する。

これはサウジの2120億バレル、ロシアの2560億バレルを上回る。世界全体の6万の油田を3年にわたって調査したところ、世界全体の石油埋蔵量は2兆1000億バレルが存在する。年間300億バレルという現在の生産量の70倍にも及ぶ。

サウジアラビアのような伝統的な産油国は、かつてはアメリカのような巨大消費国に対してパワーを維持してきた。

しかし、アメリカでシェールオイルが採掘できるようになり、産油国に対する依存を減らしたことで、こうした関係は大きく変わった。調査会社は「3年前、アメリカはロシア、カナダ、サウジに後塵を拝していた」と言う。

アメリカで確認されている埋蔵量のうち、半分以上はシェールオイルである。南部テキサス州だけでも600億バレルある。

BPのように各国政府のデータを基にしたほかの調査では、依然としてアメリカはサウジ、ロシア、カナダ、イラク、ベネズエラ、クウェートよりも石油埋蔵量は、少ない。

Rystad Energyは、各国のデータは不透明な方法で集められているという。多くの国のデータには、まだ見つかってもいない石油も含まれている。

サウジのようなOPECの国々は、過去2年半にわたって、マーケットシェアの維持を優先して、原油価格の下落を許してきた。原油価格はブレントで 2014年半ばの1バレル115ドルだったものが、ことし30ドル以下まで急落し、アメリカのシェールブームがその背景にあった。

アメリカのシェールオイルはより効率的に生産できるようになったとは言え(過去2年でコストは半減し、1バレル40ドル以下で生産できることも)、サウジなど中東各国は1バレル10ドル以下で生産できる。

専門家は「OPECのような伝統的な瑛3者にはスィートスポットがある。安定した収入を得るために原油価格は一定の高さであって欲しい一方で、高コストのライバルにとっても採算が合うほど高くても困る」と言う。

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