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民進党は都知事選の好機を逃し、自民党は分裂選挙でも勝てそう

自民党が推薦した都知事が三代連続して辞任するという異常事態は、野党にとっては極めて有利な状況だったはずです。しかし現実は、期待をかけた蓮舫さんが出馬しないと決めたとたんに、桜井パパ、小池さん、増田さんのいずれが候補になるのかに話題は移ってしまいました。

支持率から考えても参院選は厳しい状況で、都知事選は民進党の存在を印象づける好機でしたが、自らそのチャンスを逃してしまった感があり、情報戦での劣勢の逆転は、そうとう難しくなってきました。

一方の自民党は、意図してか、偶然かはわかりませんが、桜井パパが当然ながら辞退した後も、小池さんと増田さんの両名が競い合う構図となり、マスコミもそこに釘付けとなり、もはや事前の選挙活動の様相となっています。

小池さんは、親しみにくいキャラクターで人気は薄いとしても、知名度は抜群です。しかも女性の都知事誕生ということで、オリンピックに華を添えそうです。増田さんはほんとうにそうかは別として、いかにも実直そうな感じと知事経験をアピールできます。

いずれの候補者がいいかに焦点を持っていけば、それで、自民党が犯してきたミスの責任、マイナスイメージも覆い隠せます。石原伸晃さんも責任逃れができます。

そういえばオリンピック代表選手の壮行会でも、また森喜朗さんが、頓珍漢な選手批判をしてしまったようです。危なっかしい言動で、オリンピックは大丈夫かと心配の種を播く森喜朗さんへの牽制球ともなれば、万々歳という感じでしょうか。さらにオリンピックをめぐる森喜朗さんの言動が生みだす怪しげなイメージの払拭もできそうです。

「国歌歌えない選手、日本代表じゃない」森喜朗氏が壮行会で苦言、実は... : 

一方で産経がいち早く自民党が増田さん擁立を決めたという記事を出したことは自民党の影響力のある筋はそう決めているということでしょうか。産経を利用した情報戦かもしれません。

【東京都知事選】自民都議団、増田寛也元総務相の擁立目指す 民進・長島昭久氏は出馬を否定 - 産経ニュース : 

しかし、このままでいけば、自民党分裂選挙をやっても、それはそれで都知事選を盛り上げ、与党有利になってきそうです。もし世論調査で圧勝の見通しがでれば、自民党は分裂選挙に突入でもOKの判断が下せます。

それにしても民進党は、政権を担える責任政党という呪縛から逃れ、戦う戦略を見なおさないと、次第に都民、国民から見放されるばかりです。いずれにしても都民や国民の心の扉を開くことから考えるべきでしょう。

自民党が分裂選挙になれば、小池さんは自民党の支持がなく、無所属での出馬ということになります。もし民進党が小池さんを推すという芸当ができれば、自民・公明の推す増田さん、民進党が推す小池さんという構図づくりができ、面白い選挙戦になりそうですが、民進党にそれだけの筋書きが書ける人材がいるかどうか、さてどうなるのでしょうか。

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