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米国のエネルギー見通し:化石燃料支配は当面不変、再エネは急増

 米国エネルギー情報局(EIA;Energy Information Agency)によると、2040年までの米国のエネルギー消費量は、基準ケース(Reference case)では概ね次の①〜③のように見通されている。

(1)石炭の減少分は天然ガスの増加分で代替される。
(2)石油、原子力、バイオマス、水力は殆ど変わらない。
(3)風力・太陽光は増加する。

 別の見方をすると、米国では当面、総じて次のようなエネルギー消費の姿になる見通し。

①化石燃料が、引き続きエネルギー市場を支配する。
②風力・太陽光は、水力、バイオマス、原子力よりも増加し、石炭に近付く。
③風力・太陽光の増加分が、全体のエネルギー消費量の増加分を賄う。

 以上のことは、米国のエネルギー調達構造・自給率があってこその話。米国のエネルギーミックスは、日本には全く参考にならない。

 日本が参考にすべきは、化石燃料の自給率が高い米国でさえ、水力・原子力を一定程度維持し、風力・太陽光など再生可能エネルギーを増加させようとしている点。化石燃料を自給できない日本では、何をか言わんや・・・なのである。

<資料1:米国のエネルギー消費量推移の経過(1776〜2015年)>
リンク先を見る
2016.7.1 EIA

<資料2:米国のエネルギー消費量推移の経過と見通し(1776〜2040年)>
リンク先を見る
2016.7.1 EIA

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