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【読書感想】ジブリの仲間たち

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 この新書のなかでは、最近新作映画の動きがないスタジオジブリの現在についても触れられています。

 新作の長篇映画をつくっているわけではありませんが、宮崎駿監督の創作意欲は、まだまだ尽きてはいないようですし、海外の作家とジブリのコラボレーションによる新作『レッドタートル ある島の物語』も2016年9月に日本で公開が予定されています。


 東宝の宣伝プロデューサー・市川南さんは、鈴木敏夫さんについて、こんなふうに語っています。

 鈴木さんが人を怒る話は有名で、いろんな人が大声で怒られているのを見て、「大変だなあ……」と思っていたんです。もちろん僕も担当になってすぐ怒られました。ただ、電話越しだったのが不幸中の幸いでした。受話器を耳から離しても鼓膜に響くぐらい、すさまじいボリュームでしたけどね。

 僕としては、他の人たちが鈴木さんにこっぴどく怒られながら、そのあとも仕事を続けているのが不思議だったんですけど、自分が怒られてみて分かりました。鈴木さんに怒鳴られると、滝に打たれたように、ちょっと清々しい気持ちになるんです。

 

 ああ、こういう人って、いるよなあ。ごく稀にだけれど。

 この話を読んだだけで、僕はなんとなく、鈴木敏夫さんの魅力がわかったような気がしました。

 「性格的に合わなかった人」が、語られなかったところに少なからずいるのだとしても。

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