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「財源はどーすんの?」18歳選挙権に向けた模擬授業で高校生から政策に鋭いツッコミ

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「若い人向けの政策だけでいいの?」

授業で使用された架空の候補者の選挙公報(提供:YouthCreate)

授業の後半では、架空の候補者と公約を元に、実際の投票先を選びが行われた。それぞれの候補者の政策については、高校生ながらも鋭く、的確な論評が相次いだ。

例えば、一番若い候補者については、「初出馬で実績はないが、やらせてみてもいい」という意見もあった一方で、「高齢者が増える中で、若い人向けの政策だけでいいのか」という声もあり、実際に投票先として選んだ生徒は少数にとどまっている。当然だが、若いからといって、若い候補者に親近感を覚えるといった単純な図式にはならないようだ。

また、子育てなどの社会保障の充実を打ち出した候補に対しては、「補助金を出すのはいいけど、財源はどーすんの?」と素朴ながらも的確な指摘をする声が挙がっていた。消費増税の延期に伴い財政再建が課題となっていることを把握した上での意見と言えるだろう。

ある生徒は、災害対策を全面に押し出した候補を投票先として選び、理路整然と「消費増税の先送りは熊本地震が原因。こうした災害は、東京でも起きるので、今のうちに対策をしておいた方がよい」と説明した。このように、全体として入手した情報を自分なり咀嚼した上で、投票先を選ぼうとする姿勢が感じられた。

実際の投票日までは、日数は残りわずか。全体の有権者からみれば、18、19歳の割合は2%に過ぎない。それでも、初めて投票に参加する10代が今回の選挙で示す“民意”に注目が集まっている。

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