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シャープ株をめぐるプロの迷走

前のブログの続きである。今日の日経新聞を見ていると、笑ってしまい、その後で「ほんまにそんでええの」と思ったことがある。シャープの売却である。

昨日、シャープの株価が急落し、終値が17%下がったとのことである。僕にとって、今となってはどうでもいい企業に近いので、下がったとしてもどうでもいいのだが、下がった理由が笑えた。

というのも、シャープが東証第1部から第2部に指定替えになること(メジャーリーグからマイナーリーグに移るようなこと)が正式に決まったからである。指定替えは8/1である。この指定替えの理由は、3月末の債務超過である。決算が公表された時点で、上場規程に基づき指定替えになることが確実だとわかっていたはずである。

しかし、この正式決定を受け、東証株価指数(東証第1部の株価指数)に連動した投資(インデックス運用もしくはパッシブ運用と呼ばれる投資)をしていたプロ投資家が、第2部になってしまうシャープを保有していても意味がなくなるから、売却を急いだらしい。

これが本当だとすれば、「そんなのプロではない」としか言いようがない。それも何重もの間違いを犯している。

第一に、そもそも論になるが、企業文化的に変であり、到底物になりそうもない企業もたくさん混じっている東証第1部の株価指数を、どういう理由があって真似るのかである。もちろん、プロ投資家が、真似るようにと年金基金に指示された場合もあるだろう。その場合は、運用していたプロ投資家ではなく、その年金基金に責任がある。

第二に、真似るにしても、一挙手一投足まで真似る必要があるのかということである。どこかの英会話教室の宣伝に、先生が英語を読みながら「えーっと」と言ったのを、生徒も「えーっと」と真似たのがあった。それと同じである。シャープが指定替えになると予想できた時点で外すべきである。

第三に、7/31(曜日の関係で実際は7/29)までは保有しないと、それまでシャープは第1部の上場企業だから、一挙手一投足まで真似たことにならない。

第四に、ひょっとしてシャープが再び輝くのではと判断し、保有していた投資家もいるだろう。そうであるのなら、もうしばらく我慢すべきである。少なくとも7/29まで我慢できる。その後も、東証第1部の株価指数の一挙手一投足まで真似ないと決めれば、持ち続けるという判断もある。

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