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残念なままはじまった参院選ですが

争点がない選挙は盛り上がりません。アベノミクスにも陰りが見えてきて、突っ込みどころ満載だと思うのですが、まるでセピア色の色あせた映画のタイトルのような『国民(あなた)と進む』をキャッチフレーズにしている民進党が掲げているのは、「まず2/3をとらせないこと」ではその気迫が伝わってきません。

サッカーで言えば5点差以上では敵にゴールさせないだし、野球で言えばコールドゲームでは勝たせないみたいなものです。民進党のファンでなくとも、勝つためにの知恵を絞れよと言いたくなります。せっかく18歳、19歳の若い人たちが最初に投票する選挙だというのにと思ってしまいます。

先行きの読めない経済に、民進党も安倍内閣以上の処方箋が描けないということでしょうか。金融政策で円安・株高を誘導したアベノミクスですが、いまや円高・株安の流れとなり、公的年金積立金の運用も損失が膨らんでいるのではないでしょうか。それで実績の公表日を参院選後に遅らせるとは、「不都合な真実」は国民には知らせないということなのかと感じますが、そこへの突っ込みはどうなっているのでしょうか。

民進党のホームページを見ると11の国民への約束が載っていますが、いったいどうしたいのかの戦略が見えません。それでは野党第一党としての仕事を最初から放棄しているのと同じです。いろいろ掲げられている約束もそれを守ろうとすると、財源を確保するためにも、経済の活性化、とくに生産性の向上をどうはかっていくかのビジョンを持たなければなにも言っていないのと同じです。

民進党 | 国民(あなた)と進む。 : 

昨今はスタイリストのアドバイスなのか、メガネやファッションにも気を使っている岡田代表ですが、政治家はやはり言葉で人を惹きつける力のほうにもっと注力してもらいたいものです。代表質問で、安倍総理に惨敗する姿を見せては、せっかくのオシャレも台無しです。野党第一党の代表なら、どうすれば代表質問で優位に立てるかの作戦ぐらいもっと緻密に立ててよと文句の一つもいいたくなります。

「野党」というポジションどりで、かつての保革対立から抜け出せていないのでしょうか。ディベートの教育不足でしょうか。今は、それぞれの掲げるビジョンをもとに、それぞぞれの政策で、対案をだして争点をつくりだしていかなければ、国民から振り向いてもらえない時代だというのにです。

それに政治の改革はイノベーションのジレンマを抱える与党には期待できず、野党に期待したいところですが、その香りすら感じないというのも残念なところです。

それにしてもこのままでは、与党逃げ切りになってしまいそうな参院選ですが、立候補された皆様には、不毛な選択に終わらせたら国民に申しわけないという気持で選挙を戦い抜いていただきたいものです。

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