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三菱自の燃費不正4車種、型式指定は取り消さず=石井国交相

[東京 21日 ロイター] - 石井啓一国土交通相は21日、三菱自動車<7211.T>の燃費データ不正問題で改ざんのあった軽自動車4車種について、国の確認試験を行った結果、排ガスについて保安基準を満たしていたため、型式指定の取り消しは行わず、燃費値の修正値を届け出るよう指示したことを明らかにした。閣議後の会見で述べた。

試験の結果はきょう国交省が発表する。同相は「燃費値が大幅に(カタログ値を)下回ったことは不正によるものであり、大変遺憾だ」と述べた。

型式指定の取り消しが見送られたことで、三菱自は4車種の販売を再開できる。

同相によると、国の試験の結果、燃費値はカタログ表記より5─16%、平均で11%下回っていた。このため、同省はきょう、三菱自に対し燃費値の修正を届け出るよう指示する。

一方、排ガスについては、保安基準を満たしており、またエコカー減税適用の前提となる2005年基準も満たしていることが確認された。

同相は「燃費値は型式指定の要件ではないこと、排ガスは基準を満たしていたことを踏まえ、4車種の型式指定を維持し、取り消しは行わないこととした」と述べた。

ただ、今後の同社による型式指定の申請に対しては、他社よりもチェックを厳格化するとしている。同省では不正行為防止のためのタスクフォースを設置し、その中間報告の中で、不正が明らかになったメーカーに対しては、チェックを厳格化する方針を示していた。これにより審査に時間がかかり、早期の販売を望むメーカーにとってはペナルティ的な意味を持つとしている。

三菱自は、燃費データの不正が明らかになったことを受け、4車種の生産を停止していたが、型式指定の取り消しが見送られれば、同車種を主に生産している同社の水島製作所(岡山県倉敷市)での生産を再開したい意向を示している。

(宮崎亜巳)

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