本当のロックとはフジロックに津田大介やSEALDs奥田愛基が出る件について、ロックフェスを政治的に利用するなみたいな批判があり、話題になっている。
本当のロックとは
本当のロックとは
ラ・ムーのボーカリスト、菊池桃子だ
大槻ケンヂ
これに関して、いろんな人が、そもそもロックとはとか、フェスとか言っていて、あー、何、この面倒くさい議論って感じになっている。
フジロック批判 アジカン反論 | 2016年6月20日(月) - Yahoo!ニュース
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6204921
アジカンのメンバーも批判していて、ヤフトピになっていたな。
なんというか、あー、面倒くさいというか、なんでもかんでも噛みつきたくなる連中も面倒くさいし、ここでロックとはフェスとは何かマウンティングする奴らにも黙ってレッチリとレディオヘッドの新譜聴いとけと言いたくなる。
まず、フジロックに津田大介やSEALDs奥田愛基が出る件について文句言っている奴らへ。君たちはこの二人が嫌いなんだということをはっきり言ってくれた方がわかりやすい。
どうせ、徹子の部屋とか、NHKの日曜討論とかに出ても文句言うんだぜ。
それをフジロックのせいにするのはやめた方がいい。多くの人が言及しているが、津田大介は数年前からフジロックでトークコーナーやっているし、もともと音楽とは関わりあるし。ロックフェスとか、ロックというものは、政治などに関して主張する要素はあるわけだ。
逆に言うならば、津田大介やSEALDs奥田愛基レベルの初心者向けの政治的主張しかないというのがロックフェスなわけだよ。世の中には、もっとガチで長年政治について考えている人はいるわけで。
それこそ、その辺のおっさんの方が政治や経済に詳しかったりする。数年前のサマソニで、クイーン&アダム・ランバートの時間にだけやってきた風の老人が隣の席にいたが、彼の方が深く政治や経済について考えていて、普段から主張している人なのかもしれない。
あと、ロックは必ず政治的主張をしているわけでもない。そんなの、とっくの昔からそうだ。
主張の仕方も様々だ。
ストレートに主張する場合もあれば、さまざまなメタファーで政治的主張をしているケースもある。
あるいは政治的主張をファッションにしていて、実はそんなことはあまり考えていなかったり。
セックスやドラッグなどによる快楽を歌うことによって、国家を麻痺させることだって、権力に対する抵抗かもしれない。
ていうか、SMAPの曲だって、変に生き方を考えてしまって、国家を転覆する破壊力あると思うぞ。私は会社員で新人の頃に彼らの「夜空ノムコウ」が流行ったのだけど「あれから僕たちは何かを信じてこれたかな」とか「あの頃の未来に僕らは立っているのかな」とか歌われた日には、秒で会社に辞表だそうとおもったわ。労働意欲減退したよ。これはロックだと思ったよ。
まあ、逆にロックが反逆の音楽とか、政治的主張をする音楽ではなくなっているということは今にはじまったわけではないし。
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要するにね、何でもありなのが、ロックであり、フェスなのだよ。
フジロックにこじつけて津田大介やSEALDs奥田愛基や主催者を批判する連中は、ロックじゃない。
津田大介や奥田愛基を嫌いになってもロックフェスを嫌いにならないで頂きたい。
ラ・ムーを爆音で聴いてからモノを言いなさい。
まあ、レッチリの新譜でもいいぞ。良すぎて毎日2、3回聴いているぞ。
BRUTUSのこの特集もよかった。
今年は、ロックづいていて、フジロックも行ってやろうかという気になってきた。サマソニも2日とも行く。先日のANTHEMなどが出るフェスもよかった。そうそう、気合い入れてレビュー書くが、このANTHEMの30周年記念ライブのBlu-ray、傑作だった。本気で音楽をやっている人たちの音だ。彼らは政治的主張はしない。ただ、熱く生きることを主張している。これもまた、社会へのメッセージであり、国家を動かすと思っている。これは本当のロックだ。
だまって、注文して、これを見てからロックについて語って欲しい。
さあ、今日も働こう。
要するに僕たちはガンダムのジムであるってことなんだよ。