記事

業務委託で開発をお手伝いいただく時に思うこと

開発内製をしている組織が、業務委託で外部の方の力を借りて開発をお願いするというケースにおいて、発注者側として僕が思う、業務委託で仕事をお願いする時に思ってることを書いてみようと思う。

エンジニアで独立心が高い人であれば、技術顧問だけじゃなくても、部分的な工数を切り売りして複数のプロジェクトに関わりあいたい気持ちもあったりと思うので、そういう人に向けても一助になれば幸いです。

考慮ポイント

1.お願いするタスクが、丸々お願いするような仕事なのか、それとも社内にメイン開発者がいて、その人の補助という形になっているか。

2.作業をお願いできる日数は、週2日なのか、週3日なのか、週5日のフルコミットをしてもらえるのか。

3.その人に期待するマインドシェアはどれぐらい?テンポラリで猫の手も借りれればOKなのか、もしくは成長にある程度コミットして欲しいのか。

4.その人のスキルは、フリーランスやアウトソースの業者としても、開発者としてのスキルもプロフェッショナルな働き方ができる人か。

変数としてはこれぐらいでしょうか。

相手に、どれだけの期待をしたいのか?

個人的においているラインは、

お願いする相手が神レベルの人で補助タスク
-> 週1でも週2でもいい。(技術顧問もここに入る)

相手は普通に作業をお願いできる方で、かつ、通常の補助タスク
-> できれば週3はコミットして欲しい

全部、開発を丸々お願いする。社内に同じことをやってる人がいない
-> 週5じゃないと辛いことになる。妥協して週3以上

経験が少なく、この仕事を通じて成長すべき人
-> できれば週5じゃなければ雇わないほうが吉

ポイントは、マインドシェアをどれだけキープできるか、というのと技術者としての集中力の使い所の配分なのかなと思っています。

超絶高いスキルの人で、分業が慣れている人は、そもそも優秀である以上に、時間外のマインドセット上のコミットも高かったりして、関わっている時間に限らず、並行して、いろいろ考えていてくれたりします。

でも、それが契約の前提にはなりえないので、お願いする側としてのスタンスは契約時間に対してどれだけのパフォーマンスを発揮していただくか、ということが期待するポイントになると思います。

ここで問題になるのは、

・集中力が削がれるテンポの働き方は、その人の生産性を落とす。
・そもそも作業日数が少ないので、単純にスケジュールが伸びる。

例えば週2日だけのコミットだと、残りを別の作業にあててるので、そもそも集中力や作業そのものに対するスイッチングコストが高いです。
そういうのに心底慣れているプロでなければ、Windowsのresume復帰のように、前のタスクを思い出す時間が必要になって、効率が悪いです。作業も分断しているので、あまりよい状態ではありません。

また、リリースサイクルもそのサイクルに合わせる必要が出てきますし、仮に社内で作業が並行している人がいると、その人の影響にもでてきてしまいますので、作業工程もギクシャクしがちです。

特に、新規開発の場合は、集中力は分断されるは、作業は細切れになってしまうわで、とても非効率です。新規開発であれば社内で週5日のピッチを刻んでいる人のお手伝いをするというお願いのスタイルを作るのが望ましい姿です。コンサルティングなら別なんですけどね。

あとスタートアップのように時間を買ってでも成長しなくてはならない立場だと、しっかり組織として構造化しておかないと、その人に依存させるわけにはいかないです。

人の想いはお金では買えない

業務委託とか社員とか無関係に、そのプロジェクトに関わる全ての人における理想的な関係性は、

「24時間365日、そのビジネスにどれだけコミットしてくれているか」

だと思います。

これは別にひたすら働くという意味ではありません。どこに現れるか?というと、休日のセレンディピティにおける優先順位、マインドシェアに現れたりします。

例えば、シャワーをあびている時にいいアイディアを思いつくとか、街を家族で歩いている時に、あれはもっとこうしたほうがいいんじゃないか?というアイディアを浮かぶようなのが一つの現象と言えるでしょう。そのような想いの集合体は、チームとしての総合力に繋がっていくように思えますし、そのような想いをベースとして、技術を学ぶ原動力になったりする人も少なくないですので、案外バカにしてはいけない概念かなと思っています。

少なくともそれが適切な距離感でできている人は、社内でもマネージャ候補になっているのかなと思います。

しかし、その人の最優先事項が、違う会社のビジネスに向いていたら、同じセレンディピティのタイミングにおいて、思いつくのは別の仕事の方かもしれませんし、優先順位が、おもいっきり趣味の世界の人は、そもそもそういうのを期待できないわけですから、それを踏まえた関係性で活躍いただくのがお互いのためによい関係性かとは思います。

業務委託の人に、そこをどこまで求めていいのか?は期待してはいけないにせよ、優秀な業務委託の人は、そういうのをうまくやってくれているケースが多いです。要は、ついつい社員としてジョインしてほしいと思うタイプですね。つまり優秀な人なら関わりあう日数が少なくても大丈夫かもしれないけど、多くの人にとっては、マインドシェアを維持するためにも、多くのコミットを得られる方が望ましい、ということになると思います。

まとめると

・コミット日数が週5を割ると、基本的には「これだけの作業をしてもらえばOK」という作業者の形に近づいていく。

それ故に、そのサービスにコミットしてみたいなどと、楽しく仕事をしたいと思ってる人にはあんまり向いてないです。

・そうじゃなくて、何かを一緒につくり上げる気持ちが強いのであれば、継続的なマインドシェアをもってもらいやすい契約形態になっているか?が大事。

そこにおいては、週3日以上というのは割と重要なパラメータかと思っています。

・人の想いはお金で買えない。

・超絶優秀な人は、すべてを超越しうるよ。(そんな人めったにいない)

たまたま帰りの駅で工事をしていて、はつり屋さん(コンクリを壊す作業の人)を見ていて、こういう人のマインドシェアってどこなんだろうなぁと思って、このことを考えていました。単金も、壊したコンクリの体積に対して数万円という工賃らしいんですよね。そういうオブジェクト指向の再利用パーツのように割りきった関係性で良いなら、それが一番いいんでしょうけど、実際は、僕らの仕事は、もう少し曖昧かつ継続性があるが故に、ウェットな関係性を求めていたりもしますよね。

あと、受託系のディレクターの人で、抱えてる案件が10個とかになると、人の心がなくなるっていいますよね。いわゆる右から左に流すだけになって現場の反感を食らう系のディレクションですね。つまり、沢山の仕事をやって、関心が分散してしまうことは、原則として人間には向いていないということなんじゃないかなって思いますね。顧問弁護士さんとか税理士さんみたいに、タスクが分散できる仕事ならもっとキレイに分けられるんでしょうけどね。

・・・と、週末大学院生としてアテンション確保に苦労してる現実逃避的な書き込みでした。

あわせて読みたい

「プログラミング」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    日本がBTSを利用 反日団体が見解

    木走正水(きばしりまさみず)

  2. 2

    マイナンバー3年目も普及進まず

    週刊金曜日編集部

  3. 3

    山尾志桜里氏の改憲案はズレズレ

    猪野 亨

  4. 4

    BTS謝罪 自民議員「今後に注視」

    和田政宗

  5. 5

    橋下氏 靖国より陸軍墓地を見よ

    橋下徹

  6. 6

    ソフバン上場 東証悩ます危うさ

    山口利昭

  7. 7

    徴用工 訴状に日本企業が困惑

    NEWSポストセブン

  8. 8

    「イッテQ!」疑惑 全祭りを検証

    NEWSポストセブン

  9. 9

    イッテQで失った視聴率3冠の信用

    女性自身

  10. 10

    タトゥー彫り師無罪は画期的判決

    AbemaTIMES

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。