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ドル106円後半、米長期金利低下で上値重い

[東京 9日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク午後5時時点に比べ、小幅にドル安/円高の106円後半。米長期債利回りが2カ月ぶりの低水準まで落ち込み、株価も軟調で、全般にリスク回避のムードが広がる中、ドルは上値の重さが意識される展開となった。

ドル/円は早朝の高値107.09円をつけた後、輸出企業のドル売り/円買いに押され下落基調となった。日経平均株価の下げ幅拡大や、米早期利上げ期待の後退に伴う米長期金利の低下なども下押し要因となり、一時106.52円まで下落した。その後は106円後半まで反発したが、上値の重さが意識された。

ドルの目先の安値めどは6日につけた106.35円とみられているが、「年初来安値(105.55円)も投機筋の射程距離に入ってきた」(証券会社)という。

米10年国債利回りは1.6816/1.6798%と2カ月ぶりの低水準まで落ち込み、ドル売り安心感をもたらしている。米早期利上げ期待の後退や、英国の欧州連合(EU)離脱懸念で独国債利回りが過去最低水準に落ち込んでいることなどが背景。

6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが見送られるとの予想が市場のコンセンサスになっているが、「声明内容や議長会見で米国が引き続き利上げのタイミングを模索しているとのニュアンスを確認できれば、ドル/円の下値は支えられる」(みずほ証券のチーフFXストラテジスト、鈴木健吾氏)との見方もある。

金融市場では、英国が欧州連合(EU)に残留することになるとの見方が主流だが、「もしも離脱となれば、英ポンドやユーロの急落が予想され、ドルと円は『避難先』として買われる通貨となりそうだ」(鈴木氏)とみられている。ただ、ドルについては米大統領選という政治リスクがあるため、結果的に円買いがドル買いをしのぐことになると同氏はみている。

5月中国消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.0%上昇となり、事前予想(同2.3%上昇)を下回った。発表直後のドルは106.60円台から10銭程度上昇したが、「中国の指標は材料になっておらず、朝方からのドル売りが一巡して買い戻しが入っていた」(国内証券)という。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 106.68/70 1.1396/00 121.58/62

午前9時現在 106.76/78 1.1401/05 121.72/76

NY午後5時 106.97/01 1.1393/98 121.89/93

(為替マーケットチーム)

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