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政治を“賎業”にしたのは誰か?

地上波TVのニュースやバラエティなどでは、連日の主役は「東京都知事・舛添要一」である。

都議会の追及もだらしないが、これじゃ参院選は都議会与党の腰が引けた対応が影響して、野党が有利になるのじゃないか?と思うほどだ。

東京五輪と次期選挙日程がどうだとか、庶民感覚では理解できない話が政界にはあるそうだが、だから自信?をつけた都知事は、タコツボに入って敵が通り過ぎるのを待っている状態だ。

これじゃ真面目に都税を納めている都民はやっちゃいられないだろう。真面目なものほど腹が立つのももっともだ。

ところで都議会は、緊急事態に備えた組織は設定していないのか?

軍隊組織では、指揮官を補佐する幕僚のほかに、副指揮官がいて指揮を移譲される。さらに万一の場合には隷下部隊の先任者が指揮を執ることが定められている。

旧海軍では「軍令承行令」が定められていて、指揮権限は明確に規定されていた。もっとも終戦まじかの混乱期には、経験不足の若い運用将校が優先するという欠陥も表面化したが…

東京都のみならず、全国の都道府県には「副知事」というポストが置かれていて、「知事を補佐し、その補助機関たる職員の担任する事務を監督する、地方自治法に定められた特別職の地方公務員である。知事が欠けたときにはその任務を代行する」とされているじゃないか。

今や東京都は緊急事態である。都民のほとんどが“彼”を信用していないのだから、副知事が指揮を執るべきだろう。議員の中にも知事ではなく、彼を差し置いて都の幹部に質問しているから、すでに知事はレイムダック状態だ。

副知事を立てることによって初めて都の職員も納得するはずだ。定められている副知事を活用しないというのであれば、こんなポストは経費削減のために廃止すればいい。

貴重な議会審議時間が、うそつき知事の弁明に費やされているのを見るのは、納税者として耐えがたい。

ところで書斎整理していたら、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった「国際政治学者」の「正論」が出てきた。

先日の「正論」も傑作だったが、今回のはさらに傑作だと思う。

タイトルは「政治を“賎業”から“貴業”に」で、サブタイトルは「今度の総選挙はヒトが争点」とある。

このころは意気軒高だったのだろうが、政界に進出してから道を踏み外したな~と思われる。それとも生まれついての嘘つきだったのかな~~

そういえば、議会を傍聴したロック歌手が、「舛添はロックじゃない。フォークソングだ」とバッサリ切り捨てていたが…。

いつまでもTVの画面で大写しにされ、スタジオに集まった“無責任衆”に重箱の隅をほじくられていれば、最後には「どれが嘘で、どれが本当かなのか」自分でもわからなくなるのじゃないか?

第一、連日テレビなどで「我々一般都民の顔に泥を塗られている」ようなものだ。こんなヒトを選んだのだから…

彼は20年前には戻れそうにないが、当時の彼の理想は高かったことだけは良くわかる。しかし、年を取るにしたがって、彼が進んだ道は真逆だったのだ。

あるいは当時から「口から出まかせ論文」だったのかもしれないが…。

言えるのはご本人が「政治を“賎業”」にしてしまったことだろう。

書斎整理のために、過去の資料を処分している最中に出てきた切り抜きが、またまた捨てられなくなってきそうで「片付かない部屋」の住人として家内に非難されている身としては気がかりだ。

【画像をブログで見る】

≪平成6年12月5日付の産経「正論」。有識者の思考も20年もたつと“無責任”になるという証明。当時は新聞社も読者も感心していたのだろうが…≫

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