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中国CPI、5月は前年比+2.0%に鈍化 PPIは低下幅縮小

[北京 9日 ロイター] - 中国の5月のインフレ指標は、消費者物価指数(CPI)上昇率が予想を下回る一方、生産者物価指数(PPI)の低下幅が縮小した。中国人民銀行(中央銀行)は当面、緩和的な政策を維持する見通しとみられる。

中国国家統計局が9日発表した5月のCPIは、前年同月比2.0%上昇した。上昇率は4月の2.3%から鈍化し、市場予想(2.3%)を下回った。食料品価格の上昇圧力が和らいだ。

前月比では0.5%低下した。予想は0.2%低下だった。

食料品価格の前年比上昇率は5.9%となり、4月の7.4%から縮小した。

非食料品価格は1.1%上昇で、4月から横ばいだった。

中国のCPI伸び率は政府が目標とする3%を大きく下回ったまま。需要の低迷が続いているほか、過剰生産能力に伴う価格の下押し圧力が強いことを示唆している。

一方、5月のPPIは前年比2.8%低下。低下幅は4月の3.4%から縮小し、2014年11月以降で最も小さかった。予想は3.3%低下だった。政府投資支出の拡大や商品価格の上昇に支えられた。

前月比では0.5%上昇だった。前月比での上昇は3カ月連続。

コメルツ銀行(シンガポール)のアジア新興国市場担当シニアエコノミスト、周浩氏は「CPIは前月比で3カ月連続で低下し、金融政策の緩和バイアスが当面続くことが明確に示された」と指摘した。

PPIの低下幅が縮小したことについては全般的に弱いインフレ見通しを変えるものではないとの見方を示した。

JPモルガンの中国担当チーフエコノミスト、朱海斌氏も「インフレ動向は現在の水準を踏まえると、今年の金融政策判断において重要な要因ではない」と語った。

朱氏はまた、5月と6月の経済指標では引き続き改善が見込まれるものの、下期に再び成長率が鈍化し、政府の追加支援措置につながるだろうと指摘。「われわれはまだ年内に1回の利下げを見込んでいる」とし、予想は困難なものの、成長率が鈍化する第4・四半期になる見通しとした。

*内容を追加しました。

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