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- 2016年06月09日 02:58
カジノとは、統合型リゾートとは
何を今更感が満載ですが、せっかく「カッシーノ」論争があったのでついでに非常に根本的な部分を改めて確認しておきたいと思います。今回のエントリのテーマは「カジノとは、統合型リゾートとは」です。
このことは拙著「日本版カジノのすべて」 の中でも触れている事ですが、私たちが無意識に「カジノ」という用語を使う場合、そこには広義と狭義の二つの意味が内包されているようです。
(狭義の)カジノとは元来マシンゲームやテーブルゲームなどを提供する賭博施設のこと。そこにホテルが付随するとカジノホテル、レストランが付随するとカジノレストラン、バーが付随するカジノバー、というような表現が用いられます。そして、これらが高度に複合化しながらカジノを中心とした観光施設として開発されるものが、現在日本で合法化が提案されている統合型リゾート(IR)です。
但し、この辺りが若干論議を混乱させている所ではありますが、我々がカジノという用語を使う場合、上記出てきた様々な施設業態を「広義の」カジノとして総称する場合がある。大体、こういう言葉の定義であると理解をして頂いて構わないと思います。
なので、共産党を中心としたカジノ反対派の方々がよくいう、「推進派は統合型リゾートなどという言葉でマイナスイメージを払拭しようと必死だが、所詮はただの賭博場」という表現は正しいようで、正しくない。統合型リゾートは時に(広義の)カジノと表現されることもありますが、それが単純な賭博場というワケではありません。我が国では、単純賭博施設として開発される(狭義の)カジノではなく、それらを内包しながら複合的な観光施設として開発される統合型リゾートのみを合法のものとして認めてゆきましょうというのが我々推進派の提案であって、それ故に我々はかの法案をIR(統合型リゾート)推進法案と呼んでいるのですよ。
一方で、先の電通さんの「カジノからカッシーノへ」論も含め、我々推進派側にいる方々も混同していると思われるのは、「統合型リゾート」の中に施設の「大きさ」の概念は含まれていないという事。統合型リゾートという概念が明確に形作られたのは2005年にカジノ合法化を決定したシンガポールにおける施設開発から。このシンガポールの開発は客室数2000を超える大型開発であり、我が国でもそれが統合型リゾートの代表例として引用される事が多い為、何となく統合型リゾートとは大型の開発であるというイメージでとらえられています。
ただ、前出の通り統合型リゾートというのは「機能上の」複合化を言っているのであって、その開発が大きい、小さいという観点は全く内包していません。特に我が国の統合型リゾート検討の中では新規に開発されるものだけではなく、既存の周辺観光施設と連携をしながら複合的な機能を提供するものまでもを含めて「統合型リゾート」と位置づけてゆこうとされているところ。そういう意味では大型の開発でなくとも、十分に複合的な機能を提供する観光施設開発となり得ります。
なので、電通さんがいう「マイナスイメージを払拭する」という多少の意義はあるとしても、一方で同時に彼らが主張している「日本には都市部に開発される巨大な開発だけではなく、コンパクトな開発も必要だ」などという事を根拠とした用語の「読み替え」なんてのは全く必要がなくて、寧ろ我々推進派側が持っている統合型リゾートの間違った概念を正しく修正してゆくことが必要なんだと思っておるところ。
結局、一般に持たれている「カジノ」の悪いイメージを払拭するにしても、推進派が勘違いしている「統合型リゾート」の概念を改めるにしても、私も含めて本案件に中心的に関与している人達が、コツコツと修正の努力を積み上げてゆくしかない、というのが私自身の考えであります。
このことは拙著「日本版カジノのすべて」 の中でも触れている事ですが、私たちが無意識に「カジノ」という用語を使う場合、そこには広義と狭義の二つの意味が内包されているようです。
(狭義の)カジノとは元来マシンゲームやテーブルゲームなどを提供する賭博施設のこと。そこにホテルが付随するとカジノホテル、レストランが付随するとカジノレストラン、バーが付随するカジノバー、というような表現が用いられます。そして、これらが高度に複合化しながらカジノを中心とした観光施設として開発されるものが、現在日本で合法化が提案されている統合型リゾート(IR)です。
但し、この辺りが若干論議を混乱させている所ではありますが、我々がカジノという用語を使う場合、上記出てきた様々な施設業態を「広義の」カジノとして総称する場合がある。大体、こういう言葉の定義であると理解をして頂いて構わないと思います。
なので、共産党を中心としたカジノ反対派の方々がよくいう、「推進派は統合型リゾートなどという言葉でマイナスイメージを払拭しようと必死だが、所詮はただの賭博場」という表現は正しいようで、正しくない。統合型リゾートは時に(広義の)カジノと表現されることもありますが、それが単純な賭博場というワケではありません。我が国では、単純賭博施設として開発される(狭義の)カジノではなく、それらを内包しながら複合的な観光施設として開発される統合型リゾートのみを合法のものとして認めてゆきましょうというのが我々推進派の提案であって、それ故に我々はかの法案をIR(統合型リゾート)推進法案と呼んでいるのですよ。
一方で、先の電通さんの「カジノからカッシーノへ」論も含め、我々推進派側にいる方々も混同していると思われるのは、「統合型リゾート」の中に施設の「大きさ」の概念は含まれていないという事。統合型リゾートという概念が明確に形作られたのは2005年にカジノ合法化を決定したシンガポールにおける施設開発から。このシンガポールの開発は客室数2000を超える大型開発であり、我が国でもそれが統合型リゾートの代表例として引用される事が多い為、何となく統合型リゾートとは大型の開発であるというイメージでとらえられています。
ただ、前出の通り統合型リゾートというのは「機能上の」複合化を言っているのであって、その開発が大きい、小さいという観点は全く内包していません。特に我が国の統合型リゾート検討の中では新規に開発されるものだけではなく、既存の周辺観光施設と連携をしながら複合的な機能を提供するものまでもを含めて「統合型リゾート」と位置づけてゆこうとされているところ。そういう意味では大型の開発でなくとも、十分に複合的な機能を提供する観光施設開発となり得ります。
なので、電通さんがいう「マイナスイメージを払拭する」という多少の意義はあるとしても、一方で同時に彼らが主張している「日本には都市部に開発される巨大な開発だけではなく、コンパクトな開発も必要だ」などという事を根拠とした用語の「読み替え」なんてのは全く必要がなくて、寧ろ我々推進派側が持っている統合型リゾートの間違った概念を正しく修正してゆくことが必要なんだと思っておるところ。
結局、一般に持たれている「カジノ」の悪いイメージを払拭するにしても、推進派が勘違いしている「統合型リゾート」の概念を改めるにしても、私も含めて本案件に中心的に関与している人達が、コツコツと修正の努力を積み上げてゆくしかない、というのが私自身の考えであります。



