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【参院選】 「民進党の名前を浸透させる」と岡田代表 統一名簿に消極的

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政策合意・調印式。小沢代表のペンのインキが出なかったため、岡田代表が自分のペンを差し出した。選挙協力もこんな調子で行かないものだろうか。=7日、参院会館 撮影:筆者=

 32の1人区で野党共闘が実現したことを受け、4野党党首と市民連合がきょう、政策合意の調印式を行った。

 合意項目のなかに「改憲勢力が3分の2の議席を獲ることを阻止する」とある。

 民進党の岡田克也代表は「安倍さんの本当のねらいは憲法改正。(改憲勢力が)3分の2を獲るのを阻止する」と豪語した。

 野党が統一候補を立てた32の1人区で、勝つ可能性が残っているのは「青森」「岩手」「宮城」「福島」「山形」「新潟」「長野」「山梨」「三重」「滋賀」「奈良」「岡山」「大分」「沖縄」の14選挙区だけだ。幾つ勝ち星を拾えるだろうか。

 複数区と比例区は惨敗である。改憲勢力は改選議席に17議席を上積みすれば、改憲発議に必要な3分2を確保できる。

 野党は1議席でも多く獲らなければならない。改憲阻止を切望する有権者に配慮するのであれば、死票を減らす必要がある。比例区を統一名簿にする他はないのだ。

 「民進党が統一名簿に踏み切らない理由は?」田中は岡田代表に質問した。

 岡田代表は「民進党という党名を浸透させる必要がある」と答えた。

 党の利益を最優先した結果、野党はバラバラとなり、強固な選挙協力体制を敷く自公に連敗してきた。岡田代表は「失敗に学ぶ」ということを知らないようだ。

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「みんなのための政治を・・・」。市民連合の願いが空しく映る。=7日、参院会館 撮影:筆者=

 マスコミの政治部記者が生活の党の小沢一郎代表に「統一名簿を最後まで模索するのか?」と尋ねた。

 小沢代表は不機嫌な顔で答えた。「他の野党が消極的では(統一名簿は)できない。(その質問は)他の野党の人に聞いて下さい」と。

 共産党の志位和夫委員長をはさんで同席する岡田代表は、表情を憮然とさせた。

 野党共闘の接着剤となった市民連合と民進党、共産党、社民党、生活の党の間で合意した政策は―

 「安保法制の廃止と立憲主義の回復 / 改憲勢力の3分の2議席確保を阻止」「個人の尊厳の尊重」「格差の是正」などだ。アベ政治からの全面脱却である。

 このまま参院選に突き進めば、「アベ独裁」を完成させることになる。

~終わり~

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