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  • mkubo1
  • 2011年10月26日 23:43

QE3発言の背景

今日の日経新聞にも出ていましたが、FRBの要人の量的緩和を示唆する発言が続いています。

タルーロ理事は、MBSの買取について言及し、イエレン副議長は、インフレ率が高くても潜在的デフレ圧力の中でのQE3に言及し、ダドリーNY連銀総裁は、QE3はありうるとまで言っています。

もう、状況証拠を作っているといってもいいような発言です。
BOEが(CPIが4%前後で)量的緩和を進めていますので、米国とてインフレばかり気にしていられないのかもしれません。
もちろん、ポンドとドルでは、世界への影響がまるで異なります。

11月1日と2日のFOMCは、さらに注目となります。

が、先ほどのブログ「欧州の現状」で書いたように、米国は、欧州の迷走ぶりに、相当、まいっているのも事実かと思います。
思い起こせば、ガイトナー財務相をEU財務相会合に出席させてまで、欧州のことを心配したにもかかわらず、相変わらず、ウィーン会議よろしく「会議は踊る」を続けているのです。
そんな状態が長引けば、景気に悪影響が出るのは必死なわけで、米国としては、とても許容できません。

その結果が、QE3をやるかもしれないという観測球を上げて、市場をけん制しつつ、欧州に決断を促しているようにも思えます。
もし、上手く欧州がまとまれば、QE3の必要はないかもしれません。
もし、欧州が決めることが出来なければ、QE3を実施する腹積もりではないかとさえ、思えてしまいます。
その時は、欧州勢の資産の投売りが起こるかもしれませんから、MBSを買って支えようという作戦でしょうね。

日銀も、欧州の状況を見ながら、買取基金の増額を決めるかも知れません。

欧州は、本当に、世界中に大迷惑をかけているという自覚が必要です。

米国ですが、ダウ30、S&P500、ナスダックなど主要インデックスは、上値抵抗線を抜けてきています。
チャートの形は、かなりきれいです。
だからといって、アップサイドポテンシャルが大きいわけでもありません。
上がるとしても、緩やかにでしょう。
というのも、世界の主要株式マーケットで、米国だけが、ほぼ年初来プラスなのです。
他市場は、10%とか20%もマイナスです。

つまり、米国の株価は、言うほど、下がっていないのです。
にもかかわらず、QE3を行おうとするのは、やや「?」な感もありますよね。
QE1もQE2も、いくつかある理由のなかで、「株価を上げる」というのがありました。
もし、今回、QE3を行うのであれば、「株価を上げる」はいいのですが、20%とか上がりますと、史上最高値なんですけどね。
さすが、株式資本主義の国とか思ってしまいますね。
その効果が如何ほどかは、良く分かりませんが、完全なインフレ政策(デフレ対策)に違いありません。

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