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米5月新車販売台数、年率1700万台へ戻すも単月では予想に届かず

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日本とインド市場からの撤退を決定したフォードは前年同月比5.9%減の23万5997台となり、市場予想の4.9%減より下げ幅を広げた。2大ブランド別では、まちまち。フォードが3ヵ月ぶりに減少し、リンカーンは3ヵ月連続で増加した。詳細は、以下の通り。

・フォード 6.4%減の22万6190台、3ヵ月連続で増加
→アルミ製ボディのトラック「Fシリーズ」が9.0%増の6万77412台と、3ヵ月連続で増加したものの7万の大台は割り込んだ。そのほか好調だったSUVはまちまちで、「エクスプローラー」は4.8%減の1万8813台だった半面、「エスケープ」は」5.5%増の3万861台だった。小型車は軒並み減少し「フォーカス」は27.1%減の1万7455台、「フュージョン」は21.5%減の2万4589台、「フィエスタ」は34.8%減の6150台だった。
・リンカーン 6.9%増の9807台、6ヵ月連続で増加
→新型「MKX」が87.8%増の2794台と、6ヵ月連続で大幅増を迎えた。

フィアット・クライスラー・オートモビルは前年同月比1.0%増の20万4452台となり、市場予想の0.7%減より強い結果を迎えた。年比プラスは74ヵ月連続で、単月ベースでは2005年以来の高水準。5大ブランド別では1つのみで増加し、前月の2つから減少した。詳細は、以下の通り。

・ジープ 14%増の9万545台、32ヵ月連続で増加
→単月ベースでは、2013年11月以来続く過去最高をたどる。新しく投入された「レネゲード」が146%増の1万868台だったほか6車種中、4車種が増加。「チェロキー」に加え「ラングラー」以外が全て増加した。
・ラム ±0%の4万2837台、増加トレンドを5ヵ月でストップ
→「プロマスター・シティ」が101%増の1833台だったものの、「ラム」が3%減の3万8833台だった。
・ドッジ、5%減の4万3613台、2ヵ月連続で減少
→主力の「キャラバン」が76%増の1万1135台と勢いを維持したものの、「ジャーニー」が30%減の6137台、「チャレンジャー」も10%減の6677台だった。
・クライスラー 19%減の2万4276台、4ヵ月連続で減少
→ミニバン「タウン・アンド・カウンティ」が49%増の8583台だったが伸び率は半減、その他セダンの「200」は62%減の7600台だった。
・フィアット 19%減の3137台、5ヵ月連続で減少
→新型「500X」が1万5525%増の1250台だったが、その他「500」や「500L」などが軒並み2ケタ減を示した。

日本車では、トヨタが9.6%減の21万9339台と市場予想の8.0%減より下げ幅を広げた。ブランド別では、トヨタとレクサスがそろって減少した。営業日ベースでは、全体で2.0%減へ下げ幅を縮小するという。詳細は、以下の通り。

・トヨタ 9.5%減の19万2657台、前月から減少に反転
→引き続きSUVやトラックが牽引し、日本では来春に販売・生産を打ち切る計画のSUV「RAV4」が12.0%増の3万2261台と7ヵ月連続で単月での記録を塗り替えた。もっとも、主力のセダンである「カムリ」は15.8%減の3万6916台、「カローラ」は5.2%減の3万4872台とそろって減少した。
・レクサスは10.1%減の2万6682台、3ヵ月連続で減少
→SUVやトラックは底堅く、4車種中2車種で増加し前月の3車種から減少。一方で乗用車部門は前月に続き軒並み減少しており、6車種中の5車種で減少した。

ホンダは前年同月比4.8%減の14万7108台となり、市場予想の4.3%減より下げ幅を広げた。ブランド別では、ホンダが1−4月の増加トレンドに終止符を打った。アキュラは、3ヵ月ぶりに減少した。詳細は、以下の通り。

・ホンダ 2.9%増の13万3547台、年初来で初の減少
→単月で最高を達成。セダンが好調を維持しており、新型「シビック」が2.7%増の3万5396台とったが、2桁増を5ヵ月で止めた。ただし乗用車は2.2%減、トラックは7.6%減だった。
・アキュラ 20.4%減の1万3561台、3ヵ月ぶりに減少
→「RDX」が在庫不足もあって減少した。

日産は12.8%増の12万3861台となり、市場予想の11%増を追い越していった。2大ブランドは、まちまち。日産は減少に転じたが、インフィニティは3ヵ月連続で増加した。詳細は、以下の通り。

・日産 1.0%減の13万3496台、増加トレンドは7ヵ月連続でブレーキ
→SUV・トラックで主力の「ローグ」が5.9%増の2万7428台と堅調なペースを保った一方、主力のセダン「アルティマ」が15.5%減の2万8404台と失速した。
・インフィニティ 3.4%増の1万474台、3ヵ月連続で増加
→SUVの「QX60」が36.1%増の4274台と3ヵ月連続で増加し、セダン「Q50」にいたっては5倍増に達した。

その他の海外メーカーでは、フォルクスワーゲン(VW)が17.2%減の2万8779台だった。排ガス不正が発覚した2015年9月、および同年10月は値下げ効果もあって小幅な増加にとどまったが、同年11月にガソリン車にも火種が及んだ影響からか以降は6ヵ月連続で減少。ただしアウディが1.6%増の1万8278台と増加トレンドをたどり、グループ全体では10.9%減の4万7713台へ下げ幅を縮めた。ヒュンダイは11.6%増の6万2926台と2ヵ月連続で増加、キアは0.8%増の5万6508台とそろってプラスだった。燃費不正が発覚し日産の傘下入りが決定した三菱自動車は、5.7%減の9025台となる。テスラ(推計値)は55.3%増の2950台で、ガソリン価格が低水準にも関わらず快調な走りをみせた。

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