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- 2011年09月29日 21:13
今日の日本株の上昇の正体
まずは、昨晩のおさらいです。
昨晩、ドイツの9月消費者物価指数が発表されました。
前年比で2.8%上昇でした。予想が2.6%、前月は2.5%でした。
この数字では、来週のECBの理事会での利下げは難しいくなりました。
要は、この数字では、インフレを気にしてしまうのではないかということです。
物価重視か、金融の安定(景気)重視かということですが、ECBの立場は前者ですからね。
各社の予測を見ても、欧州系の予測は、「利下げなし」が多いのですが、米系は「利下げあり」が多いようです。
このあたりの読みの違いは、面白いですね。
しかし、利下げなしとなると、景気には厳しいですね。
今から株価が心配です。
今日の日本株、またもや、後場から、特に14時15分ごろから上昇しました。
明らかに、買いが入っていたように見えます。
日経平均で8700前後までは、戻るのですが、つまり、25日移動平均のあたりで止まるのですね。
私の予想は、26日のブログにも書きましたが、25日移動平均線近辺ではないかと思っていたのですが、すでに、ほぼ到達していますね。
では、なぜ、今日、上昇したのか、考えたいと思います。
勝手な推定をしますと、TOPIXの先物を買っていた人がいたと思われます。
想像するに、国内の年金資金なのでしょうね(海外かもしれませんが…)。
ともかく年金がTOPIX先物を買ったことによって、現物のTOPIXと先物のTOPIXの差(ベーシス)が広がり、裁定取引(TOPIXの現物バスケットを買って、TOPIX先物を売る)が、大量に入ったことによって、全体が上昇したと思います。
まず、裁定取引ですが、先物の手口から判断しますと、モルガン・スタンレーが約5100枚先物を売り越していましたから、MSが、大量の裁定取引を行ったと思います。
次に、東証1部の騰落を見てみますと、値上がり1360銘柄、値下がり200銘柄ですから、市場全体を買う動きがあったことがわかります。
最後に、この取引は、年金がTOPIX先物を買ったと思われるのですが、市場の方向性に対しては、逆らった動きではないかということです。
まず、TOPIX(+1.09%)を規模別に分解してみます。
CORE30 +0.67%
Large70 +0.88%
MID400 +1.41%
SMALL +2.09%
年金 TOPIX先物を買う
MS TOPIX先物を売って、TOPIX現物バスケットを買う (裁定取引)
結果、全体が上がるのですが、大型株(Core30とかLarge70)には、売り物が多かったようで、上昇率が低いのです。
しかし、売り物があまりない中小型株は、この買いによって、大きく戻っているのです。
もし、基本的に小型株が強いのであれば、東証2部や日経ジャスダック平均も上昇しているはずですが、それぞれ+0.05%と+0.38%しか上昇していません。
つまりTOPIX SMALLが強いのは、相場の流れというより、先物を強引に買った結果だと思います。
つまり、TOPIX先物の買いは、相場に流れに合致したものではなく、期末の思惑で年金資金が買った可能性が高いということが推測できます。
ちなみに、今年の3月30日もまったく同じような現象が起きていました。
(その後数日間、TOPIX SMALLは下落しました)
年金資金がいつ買うかなんてそれは自由なのですが、期末の前日にインパクトをかけて買わなくてもいいのではないかと思いますね。
まあ、私の勝って推理ですから、まったく違うストーリーがあるのかもしれませんが…
でも、今日の上げに「無理やり感」を感じた人は、きっとこのブログの読者にもいるのではないかと思っています。
昨晩、ドイツの9月消費者物価指数が発表されました。
前年比で2.8%上昇でした。予想が2.6%、前月は2.5%でした。
この数字では、来週のECBの理事会での利下げは難しいくなりました。
要は、この数字では、インフレを気にしてしまうのではないかということです。
物価重視か、金融の安定(景気)重視かということですが、ECBの立場は前者ですからね。
各社の予測を見ても、欧州系の予測は、「利下げなし」が多いのですが、米系は「利下げあり」が多いようです。
このあたりの読みの違いは、面白いですね。
しかし、利下げなしとなると、景気には厳しいですね。
今から株価が心配です。
今日の日本株、またもや、後場から、特に14時15分ごろから上昇しました。
明らかに、買いが入っていたように見えます。
日経平均で8700前後までは、戻るのですが、つまり、25日移動平均のあたりで止まるのですね。
私の予想は、26日のブログにも書きましたが、25日移動平均線近辺ではないかと思っていたのですが、すでに、ほぼ到達していますね。
では、なぜ、今日、上昇したのか、考えたいと思います。
勝手な推定をしますと、TOPIXの先物を買っていた人がいたと思われます。
想像するに、国内の年金資金なのでしょうね(海外かもしれませんが…)。
ともかく年金がTOPIX先物を買ったことによって、現物のTOPIXと先物のTOPIXの差(ベーシス)が広がり、裁定取引(TOPIXの現物バスケットを買って、TOPIX先物を売る)が、大量に入ったことによって、全体が上昇したと思います。
まず、裁定取引ですが、先物の手口から判断しますと、モルガン・スタンレーが約5100枚先物を売り越していましたから、MSが、大量の裁定取引を行ったと思います。
次に、東証1部の騰落を見てみますと、値上がり1360銘柄、値下がり200銘柄ですから、市場全体を買う動きがあったことがわかります。
最後に、この取引は、年金がTOPIX先物を買ったと思われるのですが、市場の方向性に対しては、逆らった動きではないかということです。
まず、TOPIX(+1.09%)を規模別に分解してみます。
CORE30 +0.67%
Large70 +0.88%
MID400 +1.41%
SMALL +2.09%
年金 TOPIX先物を買う
MS TOPIX先物を売って、TOPIX現物バスケットを買う (裁定取引)
結果、全体が上がるのですが、大型株(Core30とかLarge70)には、売り物が多かったようで、上昇率が低いのです。
しかし、売り物があまりない中小型株は、この買いによって、大きく戻っているのです。
もし、基本的に小型株が強いのであれば、東証2部や日経ジャスダック平均も上昇しているはずですが、それぞれ+0.05%と+0.38%しか上昇していません。
つまりTOPIX SMALLが強いのは、相場の流れというより、先物を強引に買った結果だと思います。
つまり、TOPIX先物の買いは、相場に流れに合致したものではなく、期末の思惑で年金資金が買った可能性が高いということが推測できます。
ちなみに、今年の3月30日もまったく同じような現象が起きていました。
(その後数日間、TOPIX SMALLは下落しました)
年金資金がいつ買うかなんてそれは自由なのですが、期末の前日にインパクトをかけて買わなくてもいいのではないかと思いますね。
まあ、私の勝って推理ですから、まったく違うストーリーがあるのかもしれませんが…
でも、今日の上げに「無理やり感」を感じた人は、きっとこのブログの読者にもいるのではないかと思っています。



