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  • mkubo1

昨晩の仏銀の大暴騰の理由

昨晩の欧州株式市場は、かなり上昇しました。
主要インデックスで、ユーロ50で、5.3%、CAC40で5.7%、DAXは5.3%でした。
特に、銀行株の上昇がとんでもなく、中でも、仏銀の上昇は目を見張るものがありました。
具体的には、ソシエテ・ジェネラルで16.8%、BNPパリバで14.2%、クレディ・アグリコールで13.1%でした。
確かに、ギリシャのデフォルトが、目先的には、回避できそうだと言うことであれば、フランスの銀行にとっては、ともかく、「やれやれ」といったところです。
が、感覚的に戻り過ぎの感は否めないのではないかと思います。
というのは、ギリシャ問題は、何も根本解決などしていませんからね。

では、なぜ、こんなに大きく戻ったのでしょうか。
それは、フランスの金融当局が銀行株の空売りを禁じているからです。
つまり、空売りによる売りたたきを恐れるあまり、「空売り禁止」という規制をかけていますから、これらの銀行株が大きく戻っても、空売りを行うことができないのです。
もし、空売りができれば、「この辺の値段だったら、空売りしてみようか」と思い、空売りを行い、そういう空売りが入ることによって、市場の流動性が増すのです。

今回は、この空売りができませんから、銀行株を買おうと思った投資家は、空売りのない(現物売りしかない)マーケットで売り物を買いに行くわけで、どうしても、売り物が少ない分、値段を上げていかざるを得ないのです。

今後、株価は下落するときがあれば、次は、空売りの買戻しがないので、実需の買いしか入りません。
ということは、買い戻しがない分、市場の流動性は薄くなり、株価が大きく振れやすくなります。

空売り規制は、効果もあるのでしょうが、マーケットの流動性を減少させ、株価のボラティリティを上げて、今まで以上にリスクが大きくなりやすいのです。
規制は、表裏一体ということです。

というわけで、フランスの銀行株は、想定以上に上昇したと思われます。
今後の材料にもよりますが、昨晩の株価が、目先の高値のメドの可能性もありますね。
逆に言えば、その値段を抜けていくようですと、もう一段の戻りがあるかもしれないということです。

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