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  • mkubo1
  • 2011年09月24日 00:03

スペインの株式市場が相対的に強い理由は?

最近、欧州の株価を見ていて、イタリアやフランス、ドイツの株価のパフォーマンスが良くないのは、自明なのですが、スペインについては、「なぜか強いな」と感じていました。
今日も、今のところを全体が小幅安ですが、スペインはプラスです。
過去1週間でも、他市場より2%くらいアウトパフォームしています。
過去1ヶ月ですと、3%から5%のアウトパフォームです。

もしかしたら、理由はこれかなというロイターの記事を見つけました。

[マドリード 23日 ロイター] スペイン中央銀行は、国内銀行の必要とされる資本増強がほぼ終了したことを明らかにした。
 中銀報道官は、国内全行が自己資本比率Tier1の8―10%を達成した可能性が高いと述べた。
 スペイン中銀の新規制では、上場銀行あるいは資本の20%以上を民間投資家が保有する銀行は、Tier1として8%が必要で、上場できない銀行などには10%を求めている。9月末が増資実施期限。


全銀行が、Tier1で8%以上を達成です。
日本では、国内基準行の自己資本比率は4%ですので、いかに、スペインが、厳しい自己資本の増強を行っているかということです。

やはり、金融システムが磐石、とまでは行かないもでも、信頼に足るものであれば、危機的な売られ方はしないということかもしれません。
逆説的な考えれば、ドイツやフランス、イタリアは、「金融システムがもろい」ということを市場が叫んでいるような気がします。
日本は、今のところ磐石なのですが、なんせ、未だに、株式のウェートが高いので、株式市場が下落すると、急に金融システム不安が出るのです。
この辺は、金融危機のときとあまり変わっていません。
米国は、かなり、資本増強をして、レバレッジを落として、金融システムを強化していたのですが、いかんせん、膨大な不良債権処理が残っているため、すぐ資本不足になってしまいます。
それくらい、含み損が大きいということです。

ともかく、今日のスペインのニュースは、いかに、金融システムの維持が大切かということを教えてくれています。
フランスとドイツ、残された時間はあまりないのですけど…

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