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ゲーム実況で生きていけるの?人気実況者・茸が明かす「稼ぎのカラクリ」- 土屋礼央の「じっくり聞くと」(第3回)

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■ゲーム実況は一生の仕事になるのか

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土屋:ゲーム実況者としての地位を確立して、結婚して子供を育て…ゲーム実況でそういう人生は描けると思いますか。

茸:このままいけば「可能」だと思います。なぜはっきり言えるかといえば、僕の周りの友達の実況者が普通にお子さんがいて、ゲーム実況だけで家族を養えているんです。その人の細かい年収は知りませんが、どんな実況を上げて、どのくらいの再生回数があって、どんな番組に出演されているかはわかるので、なんとなく自分の中でも、このままいけば子育てもいけるかなと思います。

土屋:50、60代になってもゲーム実況をしていると思う?

茸:そこがおもしろいというかわからないところで、このブームがどこまでいくのか、先のことなのでわからないじゃないですか。そこを切り開いていくのが、ある意味、僕なのかなと。

土屋:音楽とか演劇のように、文化のひとつになっていくのかな。

茸:そういうものになりつつあると思います。今はゲームの実況だけでなく、ゲームの世界大会もあって、優勝すると何千万円という賞金が手に入ります。今後はどうなるかわかりませんが、ゲームがどんどん表舞台に出てきている。僕も今後は世界に目をむけていこうと思ってます。

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■ゲーム実況、誰でも始められるの?

土屋:ゲーム実況者になるのに、必要なことは?

茸:ゲームが極端にうまいか、おしゃべりがうまいか、ものすごく編集がうまいか、ゲーム実況をやるなら、このどれかです。

今まで話したのは人間がしゃべるゲーム実況の話なんですが、他には文字を打ち込むとしゃべってくれる音声の合成ソフトを使ってゲーム実況をする「ゆっくり実況」というジャンルもあります。

そうなるとしゃべりのテクニックじゃなくて、編集の能力になってくるんです。編集を頑張ってるゆっくり実況の人が今度は自分でもしゃべってみようとか、しゃべりのうまい人が編集を頑張ってみようとか、実況者同士がいろいろ影響しあってきてますね。

土屋:機材は何があれば始められますか。

茸:パソコンは100%必要ですね(笑)。あとは何のゲームをするかによって変わってきます。PCゲームをするならパソコンだけあればOKなんですけど、プレイステーションやWii Uなどの家庭用ゲームをするなら、ゲーム機をパソコンに繋いで画像をキャプチャーするための機材が必要になってきます。

土屋:これ、40歳くらいの人が始めてもいいんですか。

茸:むしろやってください(笑)。人生の経験を積んでいる人のほうが語彙がある。子供がやるゲーム実況って「ぎゃー」とか「わー」とか、状況をつたない言葉で伝えるしかないんですけど、大人になるといろんな言葉で説明できる。

あとはいい大人が「なんでできないんだ」ってゲームに悪戦苦闘して、だんだんできるようになっていく過程を見せるとか、それもおもしろいパターンですね。

土屋:茸くんのオススメ収録機材は?

茸:パソコンのスペックはそこそこ動いてくれれば大丈夫なんですが、マイクはちょっとこだわったほうがいいかな。500円くらいの安いマイクだとノイズがのって何を言ってるかわからなくなったりするので。

僕がずっと使ってるマイクはSONYさんのPC-60ってやつで、2000円ちょっとくらいでした。編集ソフトは言うのが恥ずかしいですが、無料のソフトをずっと使っていて。もともとお金がないところからスタートだったので、お金をかけずにどうやっていいものを作るかです。

土屋:カメラはいらない?

茸:どんなゲーム実況をするかによって変わるんですが、なくてもできます。自分の表情を見せてより楽しんでもらうやり方もありますが、もともとゲーム実況のはしりは「声だけ」だったんです。

土屋:ゲーム実況をやっていて辛いことはありますか。

茸:僕だけでなく周りの方もあったことなんですが、無名時代は本当に大変です。再生回数が100回いくかいかないかの時代があって、コメントもつかない、誰も見ていないというのが再生回数でわかっちゃうんです。

いくら自分がおもしろいと思って動画をあげていても、全く見てもらえない。それでも続けないと沢山の人に見てもらえるようにはならない。だから僕は、これから実況をやろうとする人がいると「少なくても1年はやってみてください」と言うことにしています。

土屋:1年かあ、心が折れるなぁ。

茸:毎日じゃなくてもいいので、定期的にやってみてください。無理のない程度に、自分が自信のあるもの、これだと思ったことをやるというのが大事なんだと思いますね。

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土屋:ゲーム実況、今後はどうなっていくと思いますか。

茸:ゲーム実況をずっとやっていると、どんな状況でもしゃべれたり、どんな状況でもリアクションできるようになる。お笑い芸人さんなんかもそうじゃないですか、あの感じに近づいているのかな、と。

「ゲーム実況者はしゃべれるから、映画を見ながらしゃべってもらおう」というネットの番組もあるんです、映画実況ですね。企業さんがおもしろいゲーム実況者にしゃべらせたりすることが流行ってきているので、いろんなことを実況させようという文化になるかもしれません。

土屋:映画は本来は一人で見るもの、ゲームは一人でやるものだけど、どこかで「みんなと一緒に見たい、やりたい」っていう気持ちがあるんだろうね。僕は渋谷のスクランブル交差点実況なら24時間できる自信がある(笑)。でも「それじゃあお金入ってこないなぁ」とか…おじさんは思いました。

茸:そんな方に…! 5月29日(日)に東京・表参道GROUNDで「RPG」というイベントがあります。ロールプレイングゲームかと思いきや、RリアルPプレイGグラウンド(笑)。これはゲーム実況をみなさんに見ていただくイベントです。
※編集部注:この記事は5/26にライブドアニュースに掲載されたものです。

僕がMC兼プレイヤーで、ゲーム実況のもこうさんと、お笑い芸人のクマムシさんとで対決します。芸人さんはしゃべりはもちろんうまいじゃないですか、一方我々はインターネットでしゃべりまくっている。結局はどちらのほうが会場を盛り上げられるのかを競い合います。会場に来てくれたお客さんの投票で、勝敗を決めるというガチなイベントです(笑)。

土屋:将来はどうなりたい?

茸:今はテレビとネットがなんとなく分けられてますけど、最終的には両方に関与できるタレントを目指します。「ゲームといったらこいつだよね」って人になっていきたいです。

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プロフィール

■土屋礼央
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1976年、東京都国分寺市出身。RAG FAIR として2001年にメジャーデビュー。 2011年よりソロプロジェクト「TTRE」をスタート。ニッポン放送「土屋礼央 レオなるど」、TOKYO MX2「F.C. TOKYO魂!」、FM NACK5「キラメキ ミュージック スター キラスタ」などに出演中。
土屋礼央 オフィシャルブログ
Twitter - 土屋礼央 @reo_tsuchiya

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