先日、ブログで、「野田政権は大丈夫かな」と書いたばかりなんですが、早速、お約束通りにというか、期待通りというか、鉢呂経産相が辞任です。
完全なる自爆。
なんで、あんなこと言うのですかね。
「死のまち」に「放射能つけちゃうぞ!」
小学生でも言いませんよ。
しかし、自民党時代もこんな閣僚の辞任劇は何度もありましたが、あのころは、政治的な主張を言って辞任になるケースが多かったですね。
有名なのでは、閣僚ではありませんが、浜幸さん(浜田幸一)が予算委員長になった時、共産党をボコボコにして辞任したのは今でも覚えています。
あの浜幸さんですら、鉢呂さんのような自爆はないわけです。
「死のまち」「放射能をつけちゃうぞ」には、政治主張はないですからね。
野田内閣にアドバイスとしては、地味なドジョウ内閣なので、余計なことはしゃべらず、お仕事を黙々とやることですね。
常に、目立たないように、地味に、行ってください。
安住さんも、あまり経済に口を突っ込みすぎないことです。
痛い目にあいますよ。
さて、安住財務相は、混乱しているマーケットを目の当たりにして、何もわかっちゃいないと思いますよ。
ニュースでは財務官僚にレクチャーを受けているとのことで、これでは、正しい動きは分からないかも知れませんね。
第三者を呼んで、ぜひ、話を聞いてください。
(私でよければ、レクチャーしますよ!)
その財務大臣にも分かりにくいマーケットですが、ギリシャのデフォルト問題との戦いです。
ギリシャに80億ユーロの融資をする予定になっていましたが、これがペンディング中です。
ギリシャが、財政再建の条件を満たさなければ融資は実行されないということです。
であれば、早晩、デフォルトするような、って読みです。
このギリシャの財政再建のためには、更なるリストラ案が必要となります。
財政赤字をGDPの-7.6%以内にしなければいけません。
現状では8.5%以上です。
これでは、融資は出来ません(=デフォルト)。
最後は、ギリシャ次第と言えば、それまでですが、各国政府も、投資家も、デフォルトになってもいいように準備を始めているのです。
ギリシャも、最後は、ドイツが助けてくれるなんて、高をくくっている場合ではなくなっています。
引き続きマーケットは、ギリシャ問題で振らされる週になりそうです。
多くの場合は、備えあれば憂いなしで、かなり、石橋をたたいて渡る系の行動を取りがちです。
株は売られ、米国債やドイツ国債は、徹底的に買われるのでしょう。
どうしても、やりすぎちゃうのですよ。
あと、懸念は、やはり、ドイツ。
シュタルク理事が辞任しました。
こんな危機の真っ最中に辞任だなんて。
意見の相違(SMPの賛否の問題)があったからこその辞任としか考えにくいですね。
ウェーバーさんに次ぐ辞任です。
ユーロからドイツの離脱が噂される理由です。
記事
- 2011年09月11日 20:45
備えあれば憂いなし−マーケットは極端に安全運転
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