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平成27年度森林林業白書

このところ、森林・林業基本計画とか、森林・林業白書など、次々と公表されている。

森林や林業に関することを扱う仕事しているんだから、目を通さなくてはいけないなあ、と思っている。思っているが……年々意欲が落ちてくる(~_~;)。

それでも一応白書には目を通した。

正直、今年はあんまり変わり映えしない。今更、というものばかりで、新たな動きを捉えているな、と感じさせるものが見つからない。

せっかくだから紹介したくなるようなところを探したのだが……。

絞り出すと、こんなところ。

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伐期に達した山林はあるが、主伐をする気はない、が60%を超えている。

私は、「主伐」という概念から疑っていて、主伐という名目の皆伐なんてしなくてよいと思っている。皆伐で樹木を全部なくせば生態系が激変するからだ。それに見合う収入が林家にもたらされるのなら救いはあるが、現在の木材価格ではそれも望めない。

こんな項目もあった。林業所得の内訳である。

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中身によくわからない項目が多いが、ようするに材積151立方メートルを出荷して、純利益は11万円なり。。。

151立方メートルの木材を伐りだすのは、面積としてどれぐらいだろう。林齢や間伐率および主伐など要素が不確定すぎるが、少なくても数十年間木を育てた森が数ヘクタールは必要なはずだ。その結果が、この程度の利益しか生まないのである。

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そして主伐後の更新に関する意向調査では、約3割が「天然更新」。

天然更新とは、伐採後勝手に木が生えてくるのを待つことだ。ヨーロッパなどでは普通の技術なのだが、日本では難しい。それでも本気で「天然更新」に取り組み、広葉樹林化を狙って天然林に近い森を再現することをめざすのなら興味深いのだが、正直、ほぼ全部が「再造林しない」「放置」を言い換えたのだろう。

苗を植える再造林には金がかかるから、そのままにすることを「天然更新」と言い換えているのだ。

だいたい、このグラフには3択しかない。再造林を自分でやるか、誰かに任せるか、「天然更新」。そんな選択肢しか設けなかったのだ。しかも「~行いたい」という希望だけだから、本当に実行するのか怪しい。

おそらく意向調査では「天然更新」という言葉を使わなかったと思う。ちゃんと「再造林の予定なし」という項目をつくらないのは意図的だろう。

せこい意向調査だ。

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