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覚悟なき美しい偽善の言葉

オバマ大統領の広島訪問がこんなにも大イベントになるとは思わなかった。
被爆者は地獄を知っているから、人生が苦悩に充ちてしまったから、オバマの広島訪問が、神が降臨したかのように感じるのかもしれない。
被爆者はやむを得ない。感動してもやむを得ない。 

だがわしはダメだ。マスコミも偽善者に見えるし、オバマも安倍もよくもぬけぬけとあんな心にもないことを言えるものだと思ってしまう。 

わしがひねくれてるわけではなくて、日本が「核の傘」は要らないと言えるはずがないからだ。

国連ではメキシコなど多数の国々が「核兵器廃絶」を主張しているらしい。
その議論に欠席するのが核保有国であり、アメリカも当然欠席しているという。
その上、呆れることに、他ならぬ被爆国・日本が、「核兵器廃絶」に反対して、メキシコなどと衝突している。 

当然、中国・ロシアという核保有国が隣りにあって、北朝鮮という核開発を進めるイカれた国が恫喝しているからだ。 

テレビを見ていると、誰もかれもが核廃絶を訴えているが、本気なのだろうか?
国連で、日本が「核兵器廃絶」を主張する国々と連帯してもいいのだろうか?

偽善は偽善であって、実行する気がないから、偽善なのである。
日本は自前の核兵器を保有しないのならば、「核の傘」に頼るしかない。
「核の傘」に頼らぬならば、国民が総玉砕するくらいの覚悟で国を守るしかない。
覚悟のない美しい偽善の言葉ばかり吐くのは、倫理観さえ捨ててしまえば簡単なのだろうが、わしには神に叛く行為のような気がして、できないのである。

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