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- 2016年05月28日 10:00
今週のつぶやき
まずはサミットとオバマ大統領の広島訪問が無事終わりよかったと思います。テロなど問題が発生しないことがホスト国として最大の使命であります。特に訪日外国人も多く、先般の14億円のクレジットカード不正引き出しに100人以上もかかわったとされる問題も外国の犯罪グループの気配があります。当然、筋の良くない人も入国しやすいという点において前回の洞爺湖サミットの時とはセキュリティレベルは雲泥の差だったと思います。
このセキュリティー問題は2020年にオリンピックを開催することで更に重要になってくるでしょう。そういう意味では元アイドルが重傷を負った事件などはどう考えても警察のへまが二重、三重であったわけでもう少し緊張感をもって職務に当たってほしいと思います。
ところでやっぱり、と思ったのは広島で韓国人グループがオバマ大統領に謝罪を要求したというニュースでしょうか?もちろん、大統領に直接言ったわけではありませんが、韓国人らしい墓場まで憎しみを持ち込み、その子孫もそれを引き継ぐという韓国人らしさを見せつけました。日本側がオバマ大統領の広島訪問を前向きに捉えているのに対してなぜ、隣国の人はいつもこうなのか、理解の度を越えています。
さて、アメリカの利上げについてイエレン議長が金曜日、ハーバード大学での講演でヒントを提供しました。「『これまでにも述べているが、金融当局が時間をかけて緩やか、かつ慎重に政策金利を引き上げていくのは適切だ』とし、『恐らくは、今後数カ月のうちにそうした行動が適切になるだろう』と続けた。」(ブルームバーグ)この発言からすると「リーマンショック級の問題」が起きない限り7月か9月がそのタイミングを示唆しているように聞こえます。個人的には9月がベンチマークの会議になりますから可能性が高い気がします。但し、「ゆっくり」のペースは変わらないため、為替市場に与える影響は思ったほど高くない気がします。
サミットを意識してか、為替市場は小動きとなっており、世界の株式市場もやや方向感がなくなってきました。特に東京市場は売買高が2兆円を7日続けて下回っており、金曜日はサミットにもかかわらず1年9か月ぶりの閑散相場となりました。夏枯れには早すぎるのですが、外国人投資家がガンガン売っているわけでもありません。ただ、マネーが循環しないという表現が正しい気がします。
東証一部の株式を見ている限り値動きが極端に小さくなっており、上がってもその後すぐ下がる結果、中長期的に投資の面白みに欠けて来ています。個人は新興市場にシフトしていましたがマザーズ指数は創薬会社のそーせいの値動きが15%も影響力を持っており、大きく振り回されるいびつな指標であります。「第二のそーせい」もなかなかあとが続かない状態で投資家もこっちでちょっと儲けてもこっちで大損、という傾向が出てきているかもしれません。
さて、消費税引き上げ再延期観測。野党は内閣不信任案を提出し、アベノミクスは失敗だと吠えるようです。政策の失敗を糾弾するのは政治家として理解できるのですが、では野党はどうしたいのか、そこを聞いてみたいと思います。批判するのは簡単なのです。そうではなく、政策論争で野党が与党を打ち負かすというスタイルをみせてもらいたいものです。
例えばアメリカの大統領選はトランプ氏とクリントン氏がこれから最後の大バトルを繰り広げるはずですが、それは相手の批判をすると同時に「自分ならどうする」という意見を述べ、それを国民が賛同、反対のボイスを上げるという仕組みです。日本の場合は与党にバッシングし、辞めさせる、叩く、これがまずありきであるところは直していかねばいけないでしょう。民進党他の論理的な政策プランをぜひ聞かせてもらいたいと思います。(あればですがね。無ければ内閣不信任案を提出する資格はありません。)
安倍首相は6月1日に再延期を正式に表明すると思われますが、これだけ事前に再延期の噂があるにもかかわらず、市場が全く盛り上がりがないのは尋常ではありません。どう見ても個人と企業の先行きの「景観」が悪いという感じに見えます。まるで達観した仙人のような日本の展開に外国から見ると「ビジネス展開は難しい」と感じざるを得ません。北米と言えばポジティブシンキング(前向きの発想)のメッカでありますが、日本はネガティブシンキングのオーラが漂っているいるようにさえ感じてしまいます。
根本治療には西洋医学がよいのか、漢方治療がよいのか、はたまた両方服用するのがよいのか、政治家も政策プランナーも意見の集約に紛糾しているのでしょう。少なくとも今は明るいムードが必要ではないでしょうか?熊本の地震でまた、不安を抱える日々を送るようになったのですが、スカッと打ち上げ花火を上げて気分転換することが日本には一番効き目がある良い薬のような気がします。
では今日はこのぐらいで。良い週末をお過ごしください。
このセキュリティー問題は2020年にオリンピックを開催することで更に重要になってくるでしょう。そういう意味では元アイドルが重傷を負った事件などはどう考えても警察のへまが二重、三重であったわけでもう少し緊張感をもって職務に当たってほしいと思います。
ところでやっぱり、と思ったのは広島で韓国人グループがオバマ大統領に謝罪を要求したというニュースでしょうか?もちろん、大統領に直接言ったわけではありませんが、韓国人らしい墓場まで憎しみを持ち込み、その子孫もそれを引き継ぐという韓国人らしさを見せつけました。日本側がオバマ大統領の広島訪問を前向きに捉えているのに対してなぜ、隣国の人はいつもこうなのか、理解の度を越えています。
さて、アメリカの利上げについてイエレン議長が金曜日、ハーバード大学での講演でヒントを提供しました。「『これまでにも述べているが、金融当局が時間をかけて緩やか、かつ慎重に政策金利を引き上げていくのは適切だ』とし、『恐らくは、今後数カ月のうちにそうした行動が適切になるだろう』と続けた。」(ブルームバーグ)この発言からすると「リーマンショック級の問題」が起きない限り7月か9月がそのタイミングを示唆しているように聞こえます。個人的には9月がベンチマークの会議になりますから可能性が高い気がします。但し、「ゆっくり」のペースは変わらないため、為替市場に与える影響は思ったほど高くない気がします。
サミットを意識してか、為替市場は小動きとなっており、世界の株式市場もやや方向感がなくなってきました。特に東京市場は売買高が2兆円を7日続けて下回っており、金曜日はサミットにもかかわらず1年9か月ぶりの閑散相場となりました。夏枯れには早すぎるのですが、外国人投資家がガンガン売っているわけでもありません。ただ、マネーが循環しないという表現が正しい気がします。
東証一部の株式を見ている限り値動きが極端に小さくなっており、上がってもその後すぐ下がる結果、中長期的に投資の面白みに欠けて来ています。個人は新興市場にシフトしていましたがマザーズ指数は創薬会社のそーせいの値動きが15%も影響力を持っており、大きく振り回されるいびつな指標であります。「第二のそーせい」もなかなかあとが続かない状態で投資家もこっちでちょっと儲けてもこっちで大損、という傾向が出てきているかもしれません。
さて、消費税引き上げ再延期観測。野党は内閣不信任案を提出し、アベノミクスは失敗だと吠えるようです。政策の失敗を糾弾するのは政治家として理解できるのですが、では野党はどうしたいのか、そこを聞いてみたいと思います。批判するのは簡単なのです。そうではなく、政策論争で野党が与党を打ち負かすというスタイルをみせてもらいたいものです。
例えばアメリカの大統領選はトランプ氏とクリントン氏がこれから最後の大バトルを繰り広げるはずですが、それは相手の批判をすると同時に「自分ならどうする」という意見を述べ、それを国民が賛同、反対のボイスを上げるという仕組みです。日本の場合は与党にバッシングし、辞めさせる、叩く、これがまずありきであるところは直していかねばいけないでしょう。民進党他の論理的な政策プランをぜひ聞かせてもらいたいと思います。(あればですがね。無ければ内閣不信任案を提出する資格はありません。)
安倍首相は6月1日に再延期を正式に表明すると思われますが、これだけ事前に再延期の噂があるにもかかわらず、市場が全く盛り上がりがないのは尋常ではありません。どう見ても個人と企業の先行きの「景観」が悪いという感じに見えます。まるで達観した仙人のような日本の展開に外国から見ると「ビジネス展開は難しい」と感じざるを得ません。北米と言えばポジティブシンキング(前向きの発想)のメッカでありますが、日本はネガティブシンキングのオーラが漂っているいるようにさえ感じてしまいます。
根本治療には西洋医学がよいのか、漢方治療がよいのか、はたまた両方服用するのがよいのか、政治家も政策プランナーも意見の集約に紛糾しているのでしょう。少なくとも今は明るいムードが必要ではないでしょうか?熊本の地震でまた、不安を抱える日々を送るようになったのですが、スカッと打ち上げ花火を上げて気分転換することが日本には一番効き目がある良い薬のような気がします。
では今日はこのぐらいで。良い週末をお過ごしください。