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就職活動と長期インターン制度

インターンシップは1906年にアメリカのシンシナティ大学から始まった「産学連携教育」が始まりです。大学での科目授業と、就労体験プログラムを卒業まで交互に受け、実践と理論を学ぶものでした。

現在の日本でいうインターンシップは、就職活動前の春・夏休みの短期間で覗き見程度をするものが中心です。

しかし、採用のミスマッチを防ぐべく、大学・高専11校と大手企業が連携し、今夏から長期インターンシップ(就業体験)の普及に向けた取り組みが始まるとの記事がありました。

私は銀行員時代、リクルーターの責任者を何年かさせて頂きましたが、その採用方法には違和感を覚えていました。特に当時は「終身雇用」が当たり前の時代でしたので、短時間の面接を数回おこなうだけでお互い決めてしまって良いのか・・・学生と夜を徹して話し合ったこともありました。

一括採用は、戦後の高度成長期を一極集中型で実現するために行われた「集団就職」の名残でしかありません。学生にとってよりも、圧倒的に企業側にメリットがあります。現在の多様化した、上場企業でさえ簡単に倒産する世の中では、そのデメリットが更に際立ってきたのではないかと思います。

国会議員となってからは、松田事務所にも長期で頑張ってくれているインターンが何人かいました。今春も1年半、毎週何回も来てくれた学生が卒業していきましたが、最後の方は意思疎通が大変よくできて、即戦力で採用したいと思ったぐらいです。

しかし、民間で社会人としての経験を積んでもらう大切さを考えた結果、現在は民間企業に入って頑張ってもらっています。

いずれにせよ、今回の「長期インターンシップ」は、学生側・企業側の両方にとって良い取り組みです。今後、これが多種多様な採用を実現するきっかけになってもらいたいと思います。

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