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沖縄における米軍属による犯罪が再び 日本政府の抗議は沖縄のためではない

 何度も繰り返される米軍関係者による沖縄の人々に対する犯罪行為ですが、これがまた起きました。

 行方不明になっていた女性が遺体で発見され、米軍属の者が逮捕されたというものです。

 これが事実であれば、何度も繰り返されてきたものであり、米軍によって沖縄が支配されている状態が今でも続いているということでもあります。

 中には米軍の沖縄での犯罪率は日本人の場合よりも低いんだという暴論を吐く人たちもいます。

 こういう許しがたい発言をする人たちって一体、何だろうと思います。

 さすがに日本政府はそこまでは言えません。言えるはずもないのです。米軍関係者による犯罪は、沖縄住民、それは日本人すべてに向けられているとも言えるのですが、根深い差別意識に基づくものです。

 米軍はイラクでもベトナムでもひどい虐殺行為をしたり、捕虜への虐待などを行ってきましたが、所詮は、イラクでも沖縄でもそこに住んでいる人たちは、被支配者に過ぎません。

 ところが日本政府は、米国に抗議をするとはいうものの、結局は安倍政権として困るからやめてくれという程度のものです。
外相、米大使に抗議=辺野古移設に懸念も-米軍属逮捕」(時事通信2016年5月19日)
「政府内には、同県が反対している米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に影響が出ることを懸念する声も出ている。

 政府は27日に予定されるオバマ米大統領の広島訪問の機会を捉え、日米同盟の強化を演出したい考えだったが、沖縄の事件で水を差された形となり、政府関係者は「タイミングは最悪だ」と語った。」
オバマ氏訪日と参院選前…政府困惑 軍属の男逮捕に」(テレビ朝日2016年5月19日)
「政府・与党内からは「本当に最悪のタイミングだ」という声が相次いでいます。政府としては、オバマ大統領の広島訪問で悲惨な歴史を乗り越えた日米の同盟関係を世界にアピールしようとしていた矢先の事件で、友好ムードに水を差された状況です。」
 本当に発言があからさまです。

 安倍政権にとっては、この米軍属の者による犯行は、まさに「迷惑」という次元のものでしかなく、それは沖縄の人たちの立場に立った抗議ではありません。

 本当に最低な人たちです。

 沖縄における米軍基地は縮小、撤去こそ、私たちが求めていかなければならないものです。

 私たちが沖縄に犠牲を押し付けるようなことがあってはなりません。

 沖縄経済がどうこういう人たちもいますが、本当に傲慢としか言いようがありません。

 こんな発想です。

 「お前らは経済が劣っているだろ、米軍基地の恩恵を受けてんだからギャーギャー言うな!」

 基地を押し付ける代償が経済効果ですか。本当に差別意識丸出しです。基地ではない経済効果をもたらすようにする、これこそが求められるのであって、基地の押し付けではありません。
沖縄県宜野湾市長選 沖縄、宜野湾市に基地と貧困を押し付けてきたことを私たちは反省しなければならない

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