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息子に「こんなクズ、産むんじゃなかった」 40代シングルマザーの相談に批判と同情の声

子どもというのは、なかなか親の思い通りに育たたないものだが、5月20日の読売新聞朝刊の「人生案内」コーナーに、とあるシングルマザーの女性からの相談が掲載され、ネット上で話題となっている。

相談者は40代の会社員の女性。シングルマザーで両親と同居している。中3の息子が部活をやめさせられて以来、スマホのゲームばかりしていることを不満に思っており、「息子のことで祖父母は私に小言を言い、私は怒りを10倍にして息子にぶつけ、ケンカになる。いつも、この繰り返しです」と状況を綴っている。

心理学教授は「よく息子さんは耐えていると思います」と同情

このような状況の中で女性は、「息子を私の人生から抹消したいとさえ考える」という心境になり、息子に対して「こんなクズ、産むんじゃなかった」と言ったこともあるという。

女性の相談に対して、恵泉女学園大学教授で心理学者の大日向雅美氏が回答した。自分の人生から息子を抹消したいと考える女性の考えは「尋常ではありません」と指摘。「よく息子さんは耐えていると思います」と語る。

その上で、本人の意思とは無関係に部活をやめさせられたのであれば「気持ちの整理がつかないのは当然」とし、優等生の姉と比較され、母親から「クズ」と言われる中で、
「唯一の逃げ場がスマホのゲームになっているのだと思います。あなたはすでに息子さんを精神的に抹消しているのと同然です」

と分析している。

「自分がしんどい時にほかの人にも優しくするのは難しい」という声も

ネットでは、「母親がクズだろ、これ」「親として言っちゃいけない言葉だろ…」など、母親への批判のコメントが続出。暴言を吐かれた息子に対しては、「息子の方に、グレずにいて偉いと言ってやりたい」など、応援のコメントが多く書き込まれている。

一方で、シングルマザーである母親に同情する声も少なからず出ていた。
「お母さん、完全に余裕を失くしちゃってる。 まずお母さんのサポートが必須」
「オレはむしろ子育て&仕事&親の面倒など全部背負わされて心に余裕が持てないこのお母さんに同情してしまうわ。自分がしんどい時にほかの人にも優しくするのは難しい」

総務省統計局が2010年に発表したデータによると、日本では約100万人のシングルマザーが存在する。また、厚労省の2011年の調査によるとシングルマザーの平均年収は181万円。相談者の女性も、金銭面や自分の両親との関係などで余裕がない可能性もある。

しかしながら、実の子どもに対して「こんなクズ産むんじゃなかった」などと言うことは、子どもの心に大きな傷を残すことになり、賛同できるものではない。

大日向氏は相談者の女性に対し、これまでの接し方を息子に謝った上で、「娘さんと比べることはやめて、息子さんの良いところを探してください。この先、ひきもったり暴力を振るったりするほど追いつめないために、即刻あなたの心と態度を改めるべきるです」とアドバイスしている。

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