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  • mkubo1
  • 2011年06月06日 21:54

ギリシャ問題、一時的な解決へ

政治的な決定だと思いますが、IMF、ECBとEUの三者連合のギリシャ経済の検証作業で、融資するに値するという評価を出しました。
これで、昨年合意の1100億ユーロの一部120億ユーロに加え、EUとIMFが追加として、300から400億ユーロ融資することになります。
さらに、ギリシャの民営化プログラムの前倒しで250億ユーロを調達する予定です。
そして、今回の目玉である民間投資家にも負担をしてもらうというウィーン・イニシアティブを導入します。
これが200億ユーロです。
詳細は、まだ決まっていないようですが、WSJによると2012年から2014年に満期を迎えるすべてのギリシャ国債を3年半から7年のギリシャ国債に借り替えると、民間の拠出額は最大300億ユーロとなるといっています。
まだ、この借り換えの条件などは決まっておらず、ヘアカットをどうするか、借換債の条件をどうするかは、今後の課題です。
予想される優遇措置としては、利回りの上昇、償還順位の優位性の確保、適格担保としての価値などが考えられます。
新規の資金調達をまとめますと下のようになります。

EUとIMFからの融資   400億
民営化による調達    250億
民間からの拠出     200億

ともかく、ギリシャ問題は、ひとまず、峠を越えました。
もちろん、単なる先送りなのですが、今回の最重要なポイントは、一部ですが、民間に負担を発生させることです。
極論すれば、時間を稼いで、少しずつ民間に負担させると言うことも出来るわけです。
政治的にも指示が得られるかもしれません。
その間、民間銀行は、当然、引当金を積むことになりますが…
また、各国は財政赤字削減への時間的猶予が出来たということにもなります。
しかし、こういう政治的な解決策は、多くの場合、見通しが非常に楽観的な場合が多く、すぐに、危機がやってくることがあります。
現に、ギリシャが、まさに、そうでした。
参考までに、経済的にもっとも合理的な方法は、ギリシャのユーロからの離脱だと思います。

この結果、ECBは、7月の利上げへ障害がなくなったと言うことです。
ということは、ドル安になりやすいのです。であれば、円高なんでしょうね。
スイス・フランなんて、QE2以降、ひたすら高値更新中です。
これじゃ、欧州株も再度、利上げを織り込まざるを得ない=目先というかすでに調整ムードです。

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