今日のマーケットは、予想通り弱い展開となっています。
9500円をはさんでの動きですが、500円を割れても、下落が加速することもなく、じわりと下がっています。
他のアジアの株価を見ても、今日は、全面安です。
24時間営業の商品先物も原油を中心にやや下げています。
ドル・インデックスも直近も戻り高値更新中です。
やはり、リスクオフの継続ということです。
日本では、やはり、政権に対する疑念が日を追うごとに増大しているような気がします。
私なりに考えたのですが、品のない言い方になりますが、今の政権は、嘘を嘘で固めた政権といえるかも知れません。
菅政権で、内閣官房参与が辞任したり、発言をしたりしていますが、基本的に、彼らは、政治家でないので、利害関係もほとんどなく、発言は、極めて事実に近いと考えられます。
それを否定しとうとする政府は、必死なわけです。
一つ失敗をして、それを隠そうとすると、その隠蔽のために、矛盾が生じないように、次の隠蔽をしていくのです。
それを数回繰り返すと、もう、取り返しのつかないことになり、収集がつかなくなるのではないでしょうか。
今の政権は、そんな感じがします。
人類史上初の問題ですから、簡単に、処理できないものでしょう。
だからといって、何かを隠したり、事実と異なる情報を伝えたりするのは、また別の問題だと思います。
株式市場は、不透明なことを非常に嫌います。
透明であれば、たとえ、その影響が大きくても、吸収するように出来ています。
この政権によって、原発などの不透明感が増せば、株価には、重荷になってきます。
たとえば、汚染水処理の費用も闇の中です。
ここまできて(公的管理下)、情報を隠すのは、逆にマイナスでしょう。
最近、霞ヶ関近辺を通ると、道路封鎖をしていることがあります。
何でも、右翼対策らしいのですが・・・(右翼の宣伝車の行く手を阻むのだそうです)
こういうことは、手際が良いのですよね。
最後に、今週水曜日と木曜日に野村と大和の大型投信設定があります。
簡単に言えば未来志向の復興ファンドといったテーマです。
期待も込めて、両者で1000億近く集まるのではと言われています。
これらのファンドがマーケットで買うとき(たぶん水曜日と木曜日)は、すでに、織り込まれているのだと思います。
よって、この投信の買いが材料となって上がることは、まずないと思います。
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- 2011年05月23日 15:12