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「育児・家事・介護」、3つのことを社会にシェアすれば、もっと豊かになれる──カラーズ経沢香保子×サイボウズ青野 慶久

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イライラしている人は、「なんで自分だけ不幸なんだ」というのが怒りの原因

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仕事では基本的に男女平等になりつつありますが、家事や育児では保守的なジェンダーロールがいまだに残っていて、まだまだ男女平等とは言えない状態だと思います。

女性が社会に進出して、ライフスタイルが急激に進化したのに、家事や育児に関するサービスや男女の役割の新しい価値観が追いついていかない。

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ほんと、そうなんですよね。


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いきなり価値感を追いつかせることは難しいけれど、サービスを作って世の中に広めることで、少しずつ変えていけると思って、私は今ベビーシッター事業をやっています。

ライフスタイルが変わる狭間に生きている人たちは大変だけど、どうやったらポジティブな未来を作っていけるのか、というのは一つのテーマですね。

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男性でも育休を取得する人が少しずつ増えたり、共働きが当たり前になったりと、社会の実態は変わってきているんですけどね。家事や育児は女性がするべきという考え方は、まだ残っているんですよね。

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多様性が世の中で認められるようになればいいですよね。育児に関しても「男女の平等」って何かなと思ったり。

難しい問題だなと思うんですけど、最小単位のパートナー、身近なところでいくと、夫婦仲がうまくいくことは、結果としては大きな幸せにつながりますよね。

会社だってそうです。上司と部下との関係がうまくいかないと生産性が下がる。そのせいで、みんな早い時間に家に帰れなくなって、どんどん溝が広がるということですよね。

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でも、近くにいる人とうまくやるのって、実は難しいですよね。


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そうかもしれないですね。そのためにも、もっと余裕がもてたらよいと思うんです。世の中には余裕がないように感じます。

特に、ワーキングマザーたちは我慢していることも多いと思います。ママの我慢の末に子どもにイライラが向かってしまったり。

そういうことを防ぐためにも、育児をシェアすることができたら理想的だな、と思います。イライラしている人は、「なんで自分だけ」っていうのも怒りの一因だと思うんです。

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確かにそうですね。


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時間的な余裕があったり、育児を頼れる人がいると、精神的にも大きなゆとりができるのではないかと思います。

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攻撃されると思うと人は防御しますよね。僕は妻にも絶対にキレるのはやめようと常日頃思っています(笑)。キレて、ろくなためしがないので。

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キレたら負けですよね。


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キレてしまうと問題は解決しないし、結局さらに大きな違和感や不都合になって自分に返ってくるんです。キレずに自分と違う人とどう付き合って行くかをみんなが学んでいかねばなりません。

「多様性」という言葉がこれから大事になってくると思うんですよね。昔は男性が外に働きに出て、女性は家事や育児に専念するという型があったので、型通りになぞって生きていれば「そこそこ幸せ」だったけれど、今はそれが許されない環境になってきています。

自ら進んで家事や育児をする男性もいれば、バリキャリ女性だっている。そんなときに「なんでお前はこの形じゃないんだ」って言わないこと。さまざまな形があり、どの形も幸せを感じられるという余裕が重要です。

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仕事も家庭も、トラブルは一旦笑いにすると冷静に見ることができるようになる

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幸せの形を作るために重要なのがコミュニケーションですよね。会話にセンスのある人って、ネガティブなことを言われた時の返しがすごくうまい。

私も会社を興したばかりで今はまだ成功には程遠いので、いかにその状況を「楽しく苦しむか」、みたいなところがあります。

トラブルがあったら、「へぇ、そんな考え方があるんだ!」と、笑いにすると一旦フラットになれます!

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なるほど、笑いにすればいいんだ。


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いったん笑いにするとリセットされて、物事を冷静に見ることができるようになるんですよ。私は経験を重ねるにつれ、どんどん肝が据わっていきます。

でも、新しく担当になった若い社員の子は「どうしよう、どうしよう」と不安になってしまうので、「いやいや、よくあることだよ」と言えるといい。

夫婦間でも子どものことで何か問題があった場合、「いや、子どもだからしょうがないじゃん」とどちらかが言えれば「まぁ、そうだよね」と少しは楽観的になれるかも。

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笑いにすると余裕が生まれるんですね。


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みんな真剣になり過ぎてしまうんじゃないかなと。あと、私は女性がマネジメント経験を持ったらもっと世の中うまくいくんじゃないかと思っているんです。人に任せる視点ですね。

例えば、ベビーシッターを利用するにも、上手に活用する人と、全て自分でやりたい人と、いろいろなタイプの方がいます。

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ベビーシッターをうまく使うのもマネジメント力が必要なんですね。


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そうです。もし慣れていたら、より育児が楽しめるかもしれません。例えば、お気に入りのベビーシッターさん3人くらいに、いつも連絡を取れるようにしておくと、いざというときも困りませんし、子どもは多くの大人と関わることができるので、夫婦だけではできないオリジナリティあふれる育児ができて良いと思います。

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あのシッターさんはこんなことが得意だから、これをお願いしようとか?


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そうそう。子どもも様々な人に会うことができるので視野が広がる。コミュニケーション能力がついて、いろんな人がいるんだなと早い段階から多様性も学べます。もちろん育児の考え方はさまざまですが、ベビーシッターはそういうメリットもあるかと思います。

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おもしろいですね。家族以外の大人と触れ合うことでより成長できるんですね。


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