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平成28年5月14日

 5月12日にイギリスで開催された「腐敗防止サミット」に、日本を代表してフル出場して参りました。

 世界各界の法人・個人の租税回避が話題となっている「パナマ文書」問題、スポーツ界を含めた様々な領域での汚職や不祥事、テロや犯罪組織への資金流出、公的契約の透明性の問題など、いわゆる腐敗を根絶することが世界共通の課題となる中、本イベントにはG20を含む約40か国・7国際機関から、首脳や閣僚級の多くが参加し、ビジネス界、スポーツ団体などの関係者も幅広く出席し、報道でも取り上げられました。

 会議は大変専門性が高いものでしたが、コンプライアンス(法令順守)やガバナンス(組織統治)について日頃から関心を寄せている私が日本の代表に選ばれたのもご縁ということで、これまで準備を進めてこられた外務省の方々と短期間ながら打ち合わせを重ね、私自身も原稿に手を入れさせていただいて当日は英語でのプレゼンテーションに臨みました。

 私が発言したのは「スポーツにおける腐敗」に関するセッションで、東京オリンピック・パラリンピック等大型スポーツイベントを控えるわが国にとって、スポーツのガバナンス強化と透明性・清廉性の向上は喫緊の課題である旨述べるとともに、国内競技団体組織運営におけるフェアプレーガイドラインの策定や、日本スポーツ振興センターに、ガバナンスやドーピング防止における専門性・独立性を備えたインテグリティー・ユニットを設けるなどのわが国の取組みを紹介しました。
 また、今回の腐敗防止サミットを受け、約2週間後に迫るG7伊勢志摩サミットにおいても腐敗対策を取り上げ、G7としても腐敗対策の成果文書を策定する方針を表明しました。

 率直に言って各国の文化や法制度の違いを反映し、本サミットでは共同宣言を取りまとめるのはかなりの困難が伴いましたが、それでもパナマ文書問題などに見られる「実質的所有者」の透明性や財政の透明性、スポーツ団体のガバナンス強化、腐敗対策の法執行協力など、幅広い分野での議論の結果、宣言とコミュニケが採択されたほか、参加各国による腐敗対策に関する今後の取組みについて記した国別コミットメントが公表されました。

 主催者のキャメロン首相は私と同世代。懇談する機会もあり、2週間後日本でお待ちしていると申し上げました。困難ではありますが引き続きこの問題に関心を寄せ、取組みを続けます。

 伊勢志摩サミットの後、オバマ米国大統領が広島を訪問されると発表したことも話題となっています。被爆地の実相を世界に広げ、核軍縮の機運を高めるとともに、是非「次のアメリカ大統領」にも認識を共有していただくことを期待します。

[相次ぐ取材・出演依頼]

 5月8日にはフジテレビの「新報道2001」に生出演し、北朝鮮で36年ぶりに開催された党大会や、北方領土問題などで注目される日ロ首脳会談、アメリカ大統領選挙などについての議論に参加し、そこでの発言(北朝鮮の核政策についてなど)が大きく取り上げられました。テレビ出演や取材などが重なりますが、しっかり情報発信をしていきます。

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