- 2016年05月12日 18:12
ネットで有名になるリスク
2/2知名度は悪魔にも似て
このように、知名度が高くなるにつれて、色々なリスクやコストが押し寄せてくる。
知名度は、ある時点まではアウトプットを続けるための有力なモチベーション源になる――「私も有名になりたい!」 だが、それだけではない。知名度が自分自身の器の限界に近づいてくると、モチベーションを削いだり、自分自身の行動や方向性を見失わせたりする“別の顔”をも顕わにしはじめる。
身の丈をわきまえず、虚栄心のまま知名度を稼ぎ続ける者は、コントロールできない悪魔に魅入られてしまった低級魔術師のように、知名度自身に喰われて自滅していく。今日日のインターネット-メディア世界では、そのような迂闊な人物が次々に現れて次々に自滅していくので、虚栄心を司る悪魔が存在するとしたら、さぞやお喜びのことだろう。
いや、さほど有名になりたいと願っていない人でさえ、たくさんの人に知られてしまったがゆえに身動きが取れなくなってしまうこともある。芸風と知名度が一人歩きして抜け殻のようになってしまう例、自分の魂を守るためにインターネットからおかくれになってしまう例、etc……。
知名度は、あればあるほど良いというものではない。力量に釣り合うだけの知名度を持つのが最も望ましいのであって、それ以上の知名度は、世話人やマネージャーが介在するのでない限りは求めないほうが良いのだと思う。もちろん、世話人やマネージャーを介在させれば得るものも失うものもあるわけで、それとて絶対の正解とは思えない。
*1:「そんな事はわかっている!いちいち断り書きしていたら読みづらくなるでしょ!」と言いたくなるようなやつ
*2:賛否の別れるであろうオピニオンも記されているが、それもまた良し。
*3:ただし、インターネットで正義を示したい人達が猛威を振るうようになった昨今は、たとえ無名でも乱暴なことを書くと異端審問にかけられるおそれはある
- シロクマ(はてなid;p_shirokuma)
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