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待機児問題と感覚

「保育園落ちた日本死ね」のブログを国会で取り上げた民進党の山尾政調会長と懇談することができた。
 原発のない社会をめざすグリーンテーブルの総会を開催したさい、会場に来てくださったときに懇談したもの。

■感覚がずれまくっている

 グリーンテーブルは、脱原発を目指す民進党地方議員が中心として組織している。民進党(旧民主党も含め)の原発政策は、2030年代ゼロという基本政策が見えなくなったり、復活したりと揺れ動くなか、最低でも2030年代ゼロをなくさない、より早めること。地域でエネルギーを作り出すことから地域創生や地域経済活性化になるとの政策を民進党の中心政策にするよう党の政調会長や幹事長にこれまでに提案してきている。そのこともあり、マニフェストに掲載されてきた経過もある。

 このようなことを含めて地方議員と国会議員のネットワークをより強めることが必要なことなどもを懇談した。
 その際に話題のひとつになったのが待機児問題だった。

 ブログを誰が書いたのかが問題ではなく、切実な現実の問題にどのように対処するかが議論のポイントになるのに、安部総理はケチをつけることを最優先にしたかのような見下している態度には私も憤りを感じていた。総理は、女性や子育て世代の感覚とずれまくっている、と山尾政調会長は以前発言し、その後、保育士給与アップなどの動きになったことは良いとしても(額が少なすぎるが)、切実な思い持つ人が多いと理解できるかの感覚が問題なのだと思う。

 どうしたら、ゼロにできるのか、財源も含めて議論が必要な時期に、的外れな議論しかできないのであれば、実現は難しいとも思えた議論だった。

 原発も待機児もゼロにしましょうと短い時間の懇談を終えたが、何が問題なのかの本質をとらえる感覚がないと物事は進まない。あるいは迷走することが多いと再認識した懇談だった。


■古くからあるバウチャー

 例えば、先日の保育園増やし隊の交流会で、保育園を増やすには財源が必要。園を作るのではなく、直接補助を保護者に出せばいいとの意見があった。古くからあるバウチャーのことだとは思うが、これは少なくとも施設が整備され、待機児がゼロになってからの議論すべきことだ。

 保護者がいくら補助金をもらっても保育園がなければ預けることはできない。施設整備への補助をなくすと一定の基準はクリアするとしても、なるべくコストを抑えた施設を作ることになるのは明白だ。毎年、何人が入園するかわからない施設にコストをかけられないためだ。その結果は子どもにしわ寄せがいくことになる。

 施設整備、運営費、保護者負担、それぞれに補助金があるのは、それぞれに目的があることを理解することが必要だろう。効果的に使われているかの視点は重要だが、なぜ設けられたのかを理解していないと効果は考えられない。このポイントをとらえらる感覚が重要なのだ。

 制度や目的、これまでの積み重ねを確認していないと、コストを下げました、しかし、目的は達成できません。結果としてほかの補助金も意味がないなってしまいかねない。これは行政でも同じこと。計画に書いてありましたから実施するのではなく、何ぜこの計画に書かれたのか、そもそもの目的は何かを確認していないと、削ること、制度を変えることが目的化してしまう。それでは、本来の意味がない。

 感覚と書いたが、直感だけでなく的を絞った調査能力ということでもある。民進党政調会長には、近く正式に原発政策を提出する。これも感覚と調査に基づいて出したい。原発は不要という感覚にどう具体的な実現方法を作るかということだ。
 待機児問題は、市が相手となるが、こちらも同じだ。コストを下げることは大切だが、何に対してのコストなのかがより重要なのだ。

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