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タカタ前期は2年連続最終赤字に、リコール費用で下方修正

[東京 9日 ロイター] - タカタ<7312.T>は9日、2016年3月期(前期)の連結純損益予想を従来の50億円の黒字から130億円の赤字に下方修正したと発表した。同社製エアバッグ部品のリコール(回収・無償修理)関連費用を追加計上することが響く。

15年3月期も296億円の最終赤字だったため、2年連続で最終赤字となる見込み。

同社は2日、米国子会社が過去に製造したエアバッグ製品の一部のリコール費用を再度見積もった結果、負担額として166億円程度を特別損失に追加計上する見込みと発表しており、今回の下方修正はこの影響を織り込んだ。同社は11日に決算発表を予定している。

タカタ製エアバッグのリコールをめぐっては、エアバッグ部品のインフレーター(ガス発生装置)が異常破裂し、容器の金属片などが飛び散り、死傷者が出ている。このため、世界の主要自動車メーカーが問題とされたインフレーターを搭載する車のリコールを拡大させている。

米国では運輸省道路交通安全局(NHTSA)が現地時間4日、異常破裂を招く可能性が大きいとされる火薬原料の相安定化硝酸アンモニウムを使った乾燥剤の入っていないインフレーター3500万―4000万個の追加リコールを発表したが、今回計上した特損にこの分は含まれていない。原因が特定されておらず、現時点では合理的な費用負担が見積もれないため。

タカタは安全確保と将来のリスク回避などを理由にNHTSAの追加リコール要請に合意はしているが、追加リコールの対象となる車両では「市場でも社内外の試験でもインフレーターの容器破損が1件も確認されていない」としている。

(白木真紀)

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